私たちは俺たちは(国鉄労働組合歌)

【作詞】日向雅夫
【作曲】服部 正
【MIDIデータ作成】Iwakichsky

1.私(わたくし)たちは俺たちは
  国鉄に生きている
  正しい心と赤い血の
  通う手と手を しっかり結び
  国鉄労働組合の
  その旗のもと明日(あした)を信じ
  働く者だ 国鉄労働者

2.私たちは俺たちは
  喜びをもっている
  明るく住みよい世の中を
  働くものの幸せのため
  国鉄労働組合の
  盛り上がる意気で がっちりつくり
  働く者だ 国鉄労働者

3.私たちは俺たちは
  往く道を知っている
  さえぎる者らは打ち砕き
  世界の友と励ましあって
  国鉄労働組合の
  その誇り高く ゆく手にかかげ
  働く者だ 国鉄労働者


1948年、全国からの公募で入選した曲。占領軍の組合弾圧のため、歌われたのは1952年頃からだそうです。
国労のHPはこちらで。 (Iwakichsky)

うたごえ愛唱歌1000曲集には、「国鉄労働組合歌」と載っているんですが、JASRACの登録では「私たちは俺たちは」というタイトルになっていたため、こちらの方をページタイトルとしました。
国鉄と云うのはどんなときにも動いてました。ゴジラが襲ってきても、逃げ惑う東京都民を乗せて走ってました。水爆が東京に投下された「世界最後の日」でも、東京からの逃れようとする人々を懸命に搬送してました。運転手の人だって、家族と一緒に逃げたいのに、職務のために、一生懸命に国鉄を運転している、そんな姿に当時の小学生~中学生の頃は、すごい~ィ、と感激してました。自分さえよければいい、という風潮の中で滅私奉公の姿勢を、運転手の中に、子供心ながらみておりました。
中学の級友にT君という、鉄道が大好きで、岩倉高校に入り、鉄道の仕事に就く夢を描いていた少年がいました。もちろん、あこがれの国鉄に入社して、キングギドラがこようが、ガメラ、大魔神、ゴア様が襲って来ようが、彼は、一心不乱に運転を続けているんだと思います。
そりゃ、たまには止まることもあるでしょう。実は、エーちゃんはこのことでTVに出たことがあるんですよ。国電が止まっているんで、池袋から地下鉄丸の内線に乗り換える長蛇の列の中にいるときでした。TVカメラが来て「どうですか?」とアホみたいなことを聴くもんで、「労働者の戦いですから、労働者としてこのくらいの事は我慢します」といったら、その夕方、ばっちり放映されて、代替手段がなくて自宅でTVを見ていた会社の同僚から冷やかされました。「おっ、まともなこと云うじゃん」「あたりマエダのクラッカー」

JASRAC情報

製作日誌:
平成15年4月2日 IwakichskyクンのMIDIデータ打ち込みです