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秋田おばこ

【作曲】秋田県民謡
【MIDIデータ作成協力】マルちゃん

おばこな　なんぼになる この年くらせば　十と七つ ＊ハァ　オイサカサッサ　おばこだ　おばこだ 十七な　おばこなど なにしに花コなどをさしてこか ＊くりかえし 咲けばな　みもやなる 咲かねば日陰の色もみじ ＊くりかえし

その昔、田植えや山菜採りの仕事が始まると、紺の野良着に赤いたすきのおばこの姿はとりわけ周りを惹きつけずにおけない美しさがあった、と聞いてます。
「おばこ」とは、ご存知の通り、秋田の方言で若い娘のことです。と思っていたら、秋田にはそんな方言はないそうです。
じゃ、何て云うの？秋田では未婚の女性のことは「姉チャ」「姉コ」って云うらしいです。
「おばこ」は？　山形方言で娘さんの意味だそうです。
そもそも、「○○おばこ」というのが色々とあって、元祖は山形県の庄内おばこの由。稲の切り株を利用して作った人形を「おばこ」と言っており、他の村の人にそっと贈ったりしていたそうです。何のために？ま、そういうことです。

歌詞は、３番までしか掲載してませんが、かなりイッパイあります。
こんなのもあります。
♪　おばこ　来るかやと
　　橋の袂さ　寝て待った

これに対して、庄内おばこの１番は

♪　おばこ　来るかやと
　　田んぼの外(は)んずれまで　出て見たば
　　おばこ来もせで
　　用のない　たんばこ売りなど
　　触れてくる