夾竹桃のうた
【作詞】 藤本 洋
【作曲】 大西 進
1.夏に咲く花 夾竹桃
戦争終えた その日から
母と子供の おもいをこめて
広島の 野にもえている
空に太陽が 輝くかぎり
告げよう世界に 原爆反対を
2.夏に咲く花 夾竹桃
武器をすてた あの日から
若者たちの 願いにみちて
長崎の丘に もえている
空に太陽が 輝くかぎり
告げよう世界に 原爆反対を
3.夏に咲く花 夾竹桃
祖国の胸に 沖縄を
日本の夜明け 告げる日を
むかえるために もえている
空に太陽が 輝くかぎり
告げよう平和と 独立を
【別詞】
3.夏に咲く花 夾竹桃
非核を誓う 町々が
くまなく地上 うずめつくして
明日を歌えと 燃えている
空に太陽が 輝くかぎり
告げよう世界に 原爆反対を
すてきな曲です。1970年を目前に控えた60年代後半は、あらゆる意味で激動の時代でした。ベトナム戦争、沖縄返還、安保、などなど。こうした時代を反映したうたごえの名曲がこの時期に多数生まれています。この曲の作曲者、大西進さんの曲だけでも、「あかつきの空に」、「祖国築くわれら(中央合唱団二十周年記念創作曲)」、「あたらしい太陽は昇る」などがあります。
夾竹桃、歌の通りですが、原産はインド。高さは約3mにもなります。
この種から抽出されるストロファンチンという物質は強心薬の原料になるそうです。
製作日誌:
平成13年9月8日 | リクエストをいただきましたので、とりあえずやっつけでオルゴール版 |
平成17年4月14日 | やっつけ仕事でしたので、改めてFullVersionをやっとつくりました。 |
平成18年5月27日 | うたごえ愛唱歌1000曲選に収載されてます「別詞」がありましたのでご紹介します。 沖縄・原爆・安保、というと当時の三大テーマでしたが、72年に沖縄が復帰して、この曲も「原爆」に主眼を統一させたと言うことでしょうか。「別詞」の時期はわかりませんが、推測です。 |