ヨイトマケの歌
【作詞】丸山明宏
【作曲】丸山明宏
父ちゃんのためなら エンヤコラ
母ちゃんのためなら エンヤコラ
もひとつおまけに エンヤコラ
1.今も聞こえる ヨイトマケの唄
今も聞こえる あの子守唄
工事現場の昼休み
たばこふかして 目を閉じりゃ
聞こえてくるよ あの唄が
働く土方の あの唄が
貧しい土方の あの唄が
2.子供の頃に小学校で
ヨイトマケの子供 きたない子供と
いじめぬかれて はやされて
くやし涙に暮れながら
泣いて帰った道すがら
母ちゃんの働くとこを見た
母ちゃんの働くとこを見た
3.姉さんかぶりで 泥にまみれて
日にやけながら 汗を流して
男に混じって ツナを引き
天に向かって 声をあげて
力の限り 唄ってた
母ちゃんの働くとこを見た
母ちゃんの働くとこを見た
4.なぐさめてもらおう 抱いてもらおうと
息をはずませ 帰ってはきたが
母ちゃんの姿 見たときに
泣いた涙も忘れ果て
帰って行ったよ 学校へ
勉強するよと言いながら
勉強するよと言いながら
5.あれから何年経ったことだろう
高校も出たし大学も出た
今じゃ機械の世の中で
おまけに僕はエンジニア
苦労苦労で死んでった
母ちゃん見てくれ この姿
母ちゃん見てくれ この姿
6.何度か僕もぐれかけたけど
やくざな道は踏まずに済んだ
どんなきれいな唄よりも
どんなきれいな声よりも
僕を励ましなぐさめた
母ちゃんの唄こそ 世界一
母ちゃんの唄こそ 世界一
今も聞こえる ヨイトマケの唄
今も聞こえる あの子守唄
父ちゃんのためなら エンヤコラ
子どものためなら エンヤコラ
異風者からの通信のまえかわさんからのリクエストです。
【H17.7.9】MaekawaさんのHP「一口メモ」から転載
"ヨイトマケ"とは、「建築の地固めをする際に、大きなつちの綱を引くときのかけ声。転じて、これに従事する人足。多くは女性」(広辞林)とある。昭和41年、美輪明宏による「ヨイトマケの唄」がキングレコードから発売、大ヒットした。しかし当時、この「ヨイトマケの唄」が間もなく放送禁止となる。歌詞の中にある "土方"という言葉がいけないという理由からだった。
昭和41年といえば石炭産業のスクラップ・アンド・ビルド政策(閉山合理化)が進められていた時代であり、その国策により多数の炭鉱労働者が職を失った。そして、旧産炭地の救済処置として道路や公園の整備など公共事業に失対の土木作業員として元炭鉱労働者等が従事した。
「自分が今あるのはヨイトマケをやってくれたお母さんのおかげだ」という内容のこの名曲がなぜ当時理解されなかったのか。一部の大人たちの身勝手な言葉の解釈がかえって差別を生みだしたのではないか。ひたいに汗して働く土方の姿のどこが悪いのか。母もいっときスコップを手にして働いていたことがある。そしてその姿がたくましく光っていたのを覚えている。
エーちゃんの子供の頃の原風景です。へたくそなイラストでスイマセン。こんな風に、丸太を三本組み合わせてピラミッド型を作ります。灰色の円柱形は重しです。これをロープで引っ張って上にあげて、手を離すとニュートンの法則にしたがって、重しは落ちてくる。これで地面をならすんです。 |
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ロードローラは、手動式のもありましたね。野球のグランドなどの地ならしのあれですよ。 |
製作日誌:
平成15年8月3日 | 歌詞とMIDIイッキに作りましたが、かなり推敲が必要です。 |
平成15年8月8日 | 5番とEnding部分を作り変えました。 |
平成17年7月9日 | コメント追記 |