ぞうれっしゃよはしれ
【作詞】清水則雄
【作曲】藤村記一郎
1.ぼくたちの胸から
まっすぐに伸びたレールは
遙かな野山越え
象たちのもとへとどく
冷たい冬が過ぎ 春を迎えたように
今こそ伝えよう あふれる喜びを
長い戦争を生き抜いた象たちに
象たちの命を守った人たちに
※象列車よ急げ やみをさいて走れ
象列車よ急げ 空をかけて走れ
2.ぼくたちの胸から
あふれでた熱い思いが
一つに集まって 走らせた象列車
小さなぼくたちでも 心を一つにすれば
夢だってかなうと 信じよう今こそ
夢を戦争で 無くした人たちも
新しい時代を生きて行く人たちも
※2回 くりかえし
戦時中、空襲でオリが壊れて猛獣が逃げ出すのを恐れて、軍部は動物園に毒殺による猛獣処分命令が出されました。しかし、上野動物園では3頭のぞうがいましたが、、彼等は賢くて毒入りの餌を食べずに餓死してしまいます。
そんな中で名古屋東山動物園では、ぞうたちを必死で守り抜いて2頭のぞうが生きのびました。
昭和24年5月、東京・台東区(上野動物園のあるところ)では、名古屋から象を借り受けるべく「象列車」を計画しますが、残念ながら実現しませんでした。
じゃあこっちから象を見に行こうということで、子ども達を乗せた「ぞうれっしゃ」が走りました。
しかし、これでは根本的な解決にならんため、インドに掛け合って「インディラ」贈られて来たのが、昭和24年9月でした。
さて、この曲は、愛知子どもの幸せと平和を願う合唱団が1986年3月30日に第1回子どもの幸せと平和を願う音楽会で初演をしました。
その後、各地で「ぞうれっしゃ~」は伝えられひろげられています。
平成17年12月18日日曜日 神奈川県港南で「ぞうれっしゃがやってきたコンサート」が開かれました。
開場 13:30
開演 14:00~16:00
場所 横浜市港南公会堂
チケット 大人1,300円
プログラム
1部 おとなと子どもの音楽会
「寒川ハープエコーズ」美しいハーモニカの調べ
「ものたろう」唱歌や童謡などのアカペラグループ
2部 合唱構成「ぞうれっしゃがやってきた」
指揮 田辺四郎 伴奏 荒 奈津子
主催 港南ぞうれっしゃコンサート実行委員会
後援 港南区役所・生活協同組合コープかながわ
「象を殺すなら、俺を殺してからにしてくれ」と軍隊の銃の前に立ちはだかった北王園長を髭爺さんこと、吉川敏男さんが演じます。
お楽しみに。
製作日誌:
平成17年11月16日 | 歌詞とMIDI 汽笛をどうやって作っていいのやら。思案中というより、どなたかHELP!! |
平成17年11月17日 | ♪長い戦争を~の部分、CleanGuitarの伴奏をGrandPianoに変更 |
平成17年11月21日 | 期近のコンサートのご紹介 |
平成17年11月27日 | 昨日楽譜を購入してフルートでの伴奏部分の手直し なんで、名古屋は東京への象の貸し出しを渋ったのか、ちょっと疑問でしたが、全曲を読めば分かりました。要は、戦争で、生き残った象を貸し出しても、長い旅に耐えられるか、また、戦争でつかれきったからだと心を支えあって生きている2頭を引き離したら生きてゆけるだろうか、ということだったんですね。 ところで掲示板にも書きましたけど、エーちゃんをはじめ、象が列車に乗って各地を回った話と誤解している人が多いようです。なんかのポスターで、象が列車に乗っている絵を見たからでしょうか。 |
平成17年11月28日 | 打ち込みまちがえを修正 |
平成18年8月22日 | 「ぞうれっしゃ」が「そうれっしゃ」になってました。 かんだちゃん、ありがとう! |