ちくわ音頭

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【作詞者】関西合唱団
【作曲者】関西合唱団

  チクチクチクちくわの輪
  輪が大きくなりました
1.大きくなったちくわの穴から
  スモッグの街のぞいてみれば
  ガッポガッポガッポ
  値段が上がってしかめつら
  母ちゃんなげくな夜明けは近い
  一人が五人に呼びかけて
  佐藤おいだせ たおせ自民党

2.大きくなったちくわの穴から
  よごれた工場をのぞいてみれば
  キュッキュキュッキュキュキュ
  しめあげられてしかめ面
  父ちゃんまけるな夜明けは近い
  一人が五人に呼びかけて
  佐藤おいだせ 独占たおせ

3.大きくなったちくわの穴から
  日本のあちこちのぞいてみれば
  ポッポポッポポッポ
  ポラリス ジェット機 花ざかり 
  みんな うでくめ 夜明けは近い
  一人が五人に呼びかけて
  佐藤おいだせ アメ公かえれ


にぎやかなお祭り囃子。関西の曲ですが、関東では統一劇場(現在の「現代座」)がメーデーなどの会場で面白おかしく演奏をしてました。
ちくわの輪が大きくなったということは、ちくわの重量が軽くなる。値段が変わらなければそれだけ値上げと同じこと。見かけは同じ大きさですから、巧妙な値上げ隠し。こんな例は、ほかにも化学調味料の中ふたの穴の大きさをちょっと大きくしただけで、一振りの使用量が増えて、その化学調味料のメーカーの売上が増えた、とか。また、ジャガイモの皮剥き器の色をジャガイモと同じ色にしたら、皮と一緒に間違って捨ててしまって、仕方がないからまた買わなければならない。耐用年数前に買い替え需要ができて、ジャガイモの皮剥き器のメーカーが大繁盛した、とか。今思えば笑い話の様な話が、30年以上も前の日本では展開されてました。
歌詞は結構、どぎついですが、「佐藤おいだせ」の佐藤は「佐藤栄作」首相のこと。わがエーちゃんでもあります。ノーベル平和賞までもらっちゃうんだけど、当時はかように唄にもなってしまうほどすごいお方でした。
メロディーですが、4行目「値段が上がってしかめ面」、とくれば、続いて「サテヤットコドッコイホイサッサ」とつづけたくなるんですがね。
また、「一人が五人に呼びかけて」のところ、メロディーが間違っているかもしれません。昔のうろ覚えなモンですので。どなたか正しいものご教示ください。

JASRAC情報 作詞作曲とも無信託
JASRAC登録の題名は「ちくわ音頭」ですが、私の手持ちの歌詞カード(音楽センター版「平和歌曲集」昭和45年度)では「チクワ音頭」です。

製作日誌:
平成13年7月29日 初版
平成18年1月18日 「よびかけて」の部分の音とりがまちがってました。
平成21年1月20日 「ちくわのの穴」になってました。
ご指摘いただいたhiroさん、ありがとうございました。
平成21年4月5日 替え歌「CHKUWA2009」もどうぞ