命が吠える街

【作詞】岡 史明
【作曲】岡 史明

1.8月9日 NAGASAKIの街を
  私は歩いていた
  行き交う人並み 路面電車
  あわただしく動いていた
  その昔 同じ日にキノコ雲が
  この街を飲み込んだ
  絶望の淵から這い上がった
  命がここにあった

  すべてを失った あの日の少年も
  やがて年老いて空へ帰る
  真実の声を語り継ぐことが
  大切なのだから今こそ

  NAGASAKIの空
  高く青い空
  歴史を刻んだ空
  NAGASAKIの街
  爪痕残る街
  命が吠える街

2.佐世保の港から 遊覧船に乗り
  デッキの上に立ち
  潮風を受けながら 飛び込んだ景色は
  鮮烈なものだった
  幾隻もの軍艦と米軍基地と
  そびえ立つ造船工場
  「世紀末の成れの果て」と嘆きながら
  この国の行く末を 案じた

  人間の欲望は 何処まで続くのか
  いったい何処へ行き着くのか
  私の心にも潜んでいるのか
  歴史を無駄にはしたくない

  NAGASAKIの空
  高く青い空
  歴史を刻んだ空
  NAGASAKIの街
  爪痕残る街
  命が吠える街

  古人(いにしえびと)の祈りよ 遥か
  遥か 天までとどいてゆけ
  誰もが我が子を愛するように
  この国の明日をいつくしみ

  NAGASAKIの空
  高く青い空
  歴史を刻んだ空
  NAGASAKIの街
  爪痕残る街
  命が吠える街
C/CM7 Am/F
Am/C G7/E7
C/CM7 Am/F
Am/C C
C/CM7 Am/F
Am/C G7/E7
C/CM7 Am/F
Am/C C/E7

Am/Em F・C/G7・C
F・C/G7 Dm/G7
Am/Em F・C/G7・C
F F C

C/CM7
Dm/F
Am/C G7/E7
C/CM7
Dm/F
AM/C C

 


この曲は、2000年に長崎の原水爆禁止世界大会に参加した岡史明が、そのときの感動と驚きを顕したもの。
特に、山口仙二さんの話にいたく感銘をしたこと。佐世保で港湾クルーズで灰色一色の軍港としての機能をまあたりに見たときの驚愕がモチーフになってます。

左は、2005年の長崎大会で山口仙二さんにお会いした時の写真


とにかく「楽譜がない!」というので、CDを何度も聴いたり、本人のコンサートで耳をダンボのようにして聴いたり、 CDからの耳コピー。
繰り返しの部分はコピペですので、かなりおかしいです。あしからず。
また、「」同様、ウチのアレンジはCDとは全く違います。CDはアコースティックなアルペジオをベースにしてますが、ウチのはSlowRockです。
岡史明の熱唱をMIDI的に再現するには伴奏で熱唱(?)させているわけです。



岡史明は、どこでもギターを抱えて行きます。
ナマ岡を聴きたい方、彼の闘争を支援していただける方、是非、彼を呼んでやってください。

H17.9.9
八王子ふる里で熱唱



2005年6月下旬に第2弾シングル『命が吠える街』がリリースされました。(\1,000)。

収益金の一部は、原爆症認定集団訴訟原告団に寄付されました。
2006年5月22日
厚生労働省前で、寄付金を贈呈する岡 史明

原爆症認定裁判で大阪にて勝利判決が出されましたが、すぐに厚労省が控訴しました。その直後の抗議行動です。

JASRAC登録中

製作日誌:
平成17年7月10日 歌詞のみ
平成17年9月11日 MIDIの試作版。とりあえず1番のみ
平成17年9月23日 一応一通りやってみましたけど
平成18年9月12日 厚生労働省前の寄付金送贈呈のときの写真を掲載