祈り
【作詞】藤本洋
【作曲】林学
【編曲】林光
いくたび鶴を 折っただろう
いくたび友と わかれたろう
いくたび涙 ぬぐったろう
この世に原爆 絶えるなら
焼かれたこの身で つたえよう
のろいのさだめ つたえよう
いくたび祈り ささげたろう
いくたび鐘をならしたろう
いくたび鳩を とばしたろう
この世に原爆 絶えるまで
焼かれたこの町 つたえよう
ふるえる怒り つたえよう
いくたび夏を 歩いたろう
いくたび旗を かざしたろう
いくたび語り あったろう
この世に戦争 絶やすまで
平和の誓いを つたえよう
世界の果てまで つたえよう
この本は、1980年3月1日に出版された、言ってみれば、うたごえ活動家の教科書のようなもので、著者が藤本洋(ひろみ)。 1932年生まれで、16歳の時の中央合唱団の創立に参加して、以来、中央合唱団の団長、日本のうたごえ全国協議会幹事長、音楽センター理事長を歴任してこられた方。 そういう方が、1948年から1970年頃までのうたごえの歴史を明暗織り交ぜて書き綴っております。 この曲は、1972年ごろの曲で、「原爆を許すまじ」に続く曲として1971年に作られた「青い空は」と共に、広く歌われております。 曲想は、パチンコでスッテンテンになった林学が夜道をトボトボと歩きながら浮かんがメロディが主体とか。 名曲の影に、生活苦あり! |
製作日誌:
平成19年8月8日 | 歌詞とMIDI |