いつかある日
【訳詞】深田 久弥
【作詞】DUPLAT ROGER
【作曲】西前 四郎
【MIDIデータ作成協力】マルちゃん
いつかある日 山で死んだら
ふるい山の友よ 伝えてくれ
母親には 安らかだったと
男らしく死んだと 父親には
伝えてくれ いとしい妻に
俺が帰らなくても 生きて行けと
息子たちに 俺の踏みあとが
ふるさとの岩山に 残っていると
友よ山に 小さなケルンを
積んで墓にしてくれ ピッケル立てて
俺のケルン 美しいフェースに
朝の陽が輝く 広いテラス
友に贈る 俺のハンマー
ピトンの歌声を 聞かせてくれ
フランスの登山家デュプラの詞。彼はこの詞を作ってからまもなくヒマラヤで消息を絶ってます。
その詞を日本語に深田久弥が翻訳。
更に、大学山岳部に所属していた西前四郎が曲をつけるにあたって、手直しして、今の曲になったのですが、タイトルは「もしか或る日」が正題です。(下記、JASRACの登録を参照)
この詞は井上靖の小説「氷壁」にも収録されていて、小説は穂高のナイロンザイル切断事故とその後の裁判の物語ですが、魚津が、小坂の滑落死のあとに、小坂の好きだった歌としてデュブラのこの詞を思い出す場面で使われています。
製作日誌:
平成18年10月3日 | 歌詞のみ |
平成18年10月6日 | MIDIをアップ |
平成18年10月12日 | 前奏を手直し |
平成21年1月17日 | 大阪外語大学インド語学科の西前四郎さんが、「実は、この曲は俺が作ったんや」と名乗り出ておられたそうです。 掲示板でkumyさんからご指摘いただきました。ありがとうございます。 |
平成21年7月9日 | 歌いやすいように半音下げました |