荒城の月
【作詞】土井 晩翠
【作曲】滝 廉太郎
【MIDIデータ作成協力】マルちゃん
1.春高楼の 花の宴
めぐる盃 かげさして
千代の松が枝 分けいでし
むかしの光 いまいずこ
2.秋陣営の 霜の色
鳴きゆく雁の 数みせて
植うる剣に 照りそいし
むかしの光 いまいずこ
3.いま荒城の よわの月
かわらぬ光 たがためぞ
垣にのこるは ただかづら(葛)
松に歌うは ただあらし
4.天上影は かわらねど
栄枯は移る 世の姿
写さんとてか 今もなお
ああ荒城の よわの月
この曲については、コメントのしようがないですね。
詳細は、こちらから
でも、一言だけ。
滝廉太郎は、東京で生まれたんですが、お父さんの転勤が多く、神奈川,富山,東京,大分を転々としてます。
そのため、ネット検索をしますと、対象となったお城は、「越中富山城だ!」、「いや、会津若松城だっぺ!」、「うんにゃ、大分県竹田城址に決まっているっと」.....もう、喧々諤々です。
ひょっとしたら、意外や!スコットランドあたりの古城じゃないかな。
もちろん、時系列的には、21歳でのドイツ留学の前に作っているんですが、あちらの方にも、似たような旋律があるらしいですね。
埴生の宿といい、日本人好みのメロディがあちらには多いですよね。
H18.4.23
大阪のさっとんさんから3番の歌詞の3行目の「ただかつら」は「ただかずら(葛)」ではないのでしょうか、というご指摘をいただきましたので、調べてみました。
ともしび歌集では「かつら」、前述の「日本の唱歌」(飯塚書店)では「かづら」。
広辞苑では、かずら(葛・蔓・鬘)でが、古語辞典ではかづらになってます。(いずれもSharpの電子辞書)
パソコンでは、「かづら」では 「葛」に変換されませんね。
で、さっとんさんのおっしゃるように、「かずら」かなとおもいましたが、土井晩翠(1872-1952)の時代から考えると古語辞典の方を採りました。
製作日誌:
平成16年9月14日 | 歌詞のみ |
平成16年9月24日 | MIDIをアップ |
平成18年4月23日 | 3番の歌詞の3行目の「ただかつら」を「かづら(葛)」としました。 |