ねがい (青森版)

【作詞】大州中学校3年生有志
【編詞】山の木竹志
【作曲】たかだりゅうじ


原詞バージョン 津軽(ふかうら)語バージョン  
もしもこの頭上に 落とされたものが
ミサイルではなく 本やノートであったなら
 無知や偏見から 解き放たれて
 きみは戦うことを やめるだろう
まんずや オラだぢの上さ 落ちてきたものぁ
ミサイルでなぐ 本だのノートだんだば
 ホンズ無しだのカダクナがら あずましぐなって
 おめも戦(
いくさ)ば やめるんでねべが
もしもこの地上に 響きあうものが
爆音ではなく 歌の調べであったなら
 恐怖や憎しみに 囚われないで
 人は自由の歌を うたうだろう
まんずや この地の かっちゃましものが
爆音でなぐ 歌っこだんだば
 おっかなみだの憎たらしみさ すとさねで
 ふとぁ自由の歌ば 歌るんだびょん
もしもこの足下に 植えられたものが
地雷ではなく 小麦の種であったなら
 飢えや争いに 苦しまないで
 共に分かち合って 暮らすだろう
まんずや アグドの下さ おがらがされだんずが
地雷でなぐ 小麦の種だんだば
 ケガジや戦(
いくさ)ね 苦しまねんで
 一緒ね分けで 暮らすんでねべが
もしもひとつだけ ねがい叶うならば
戦争捨てて 世界に愛と平和を
 このねがい叶うまで 人類(
わたしたち)は
 歩みつづけることを やめないだろう
まんずや たったふとっつ 願かげすんだば
戦(
いくさ)ぶ投げで 世のながさ愛と平和ば
 願かげ出来るまんで オラだぢぁ
 歩(あぎ)続けるんずば 止めねびょん
まんずや ……… ……… ………


青森県深浦で活躍するエーちゃんの同業者サークル螻蛄のbunbunさんにもMIDIデータを作成していただきました。
bunbunさんのは、ギターの弾き語り風。メロディはハーモニカ。郷愁をそそるつくりになってます。

深浦は、世界遺産の白神山地をかかえ、夕陽がきれいな町です。
こういうきれいな町も一瞬のうちに廃墟となる可能性があるのが戦争です。
世界遺産を戦争の被害から守るためにもこの「ねがい」をぶなの原生林にも響かせたいですね。
(そうだ、唐土さん、この曲歌ってよ!)

あわせて、bunbunさんが翻訳した地元深浦語の歌詞もお楽しみください。

JASRAC情報

製作日誌:
平成16年1月1日 bunbunさんのMIDIデータを掲載しました
平成18年4月23日 ページ建てを大改装しました。