おくりもの
【作詞】石黒真知子
【作曲】林 学
1.ぼくの歌きいてよ 君におくるおくりもの
ぼくの歌きいてよ 手渡すものは何もないから
みどりの風にくるんで ぼくの歌をおくろう
洗いたての心を 君におくろう
2.ぼくの目をのぞいて 君におくるおくりもの
ぼくの目をのぞいて あたたかい涙わけてくれたね
ぼくのこの目にうつした 青い空をおくろう
くもりのない心を 君におくろう
3.ぼくと手をつないで 君におくるおくりもの
ぼくと手をつないで 手のひらのぬくもり信じたいから
太陽の光まぶして ぼくの両手をおくろう
共に生きるよろこび 君におくろう
1981年、名古屋市・熱田作業所の障害児のお母さん達と作業所の職員が、より多くの障害者が働ける作業所を作ろうと、運動を広げるコンサートを計画しました。その「ホカホカ・コンサート」の合唱構成「ぼくの歌きいてよ」の中で最初に出来た曲です。
エーちゃんの周りにも「ダウン症」の人が何人かおります。共同作業所(通所授産施設)で社会への参加をしてます。でも、まだまだ、社会的な認知は低いようですね。町のお祭りなどで、作業所ごとのブースを開いて作品の展示即売、バザーなどで資金集めをしています。この機会に「授産所」をキーに検索してみますと、数多くの授産施設のHPが見つかりました。でも、いずこも施設の規模、資金などでかなり困っている姿が浮き彫りにされてます。また、家の近所を散歩してますと、20人ぐらいの団体さんの散歩に遭う事もあります。引率している方は若い方ばかりです。多分、かなりの体力勝負なのでしょうね。
企業の身障者雇用義務もなかなか進んでいないようですね。
エーちゃんの部署にも目の不自由な方が二人おり、ヘルプデスクの仕事をしてます。他の会社のシステム部にお邪魔した時に車椅子で働いているSEさんを何人も見かけた事があります。ビルが30数年以上も前のもので、バリヤーだらけ、というのが人事担当者の言い訳で、雇用義務人数に達していないため、区(かな?都かな?)にペナルティを払っているそうです。
世の中、ヘルプデスクはなにもユーザーの周りにいなくても、どこでもいいわけですから、在宅でやってもよさそうなもの。そうする事で、もっと身体障害者の雇用も促進できるはずですが、でも、お二人にしてみれば、在宅で仕事するより、外にでて仕事する楽しさを満喫しているのだとおもいます。
皆さんの会社では、どうされてますか?
この曲は、先日、京都のRedStoneにお邪魔した時に、ドラさんと、アコの忠やんの歌唱指導で歌ってきたのがはじめてでした。
製作日誌:
平成15年12月13日 | 歌詞とMIDIをアップ。 「洗いたての心」の「心」の上のパートはE♭なんですが、どうもおかしいけど。 |
平成19年2月20日 | 『おくりもの』の2番の歌詞「ぼくのこの目をのぞいて」の「この」はいらないのではないでしょうか。すごく歌いにくいのですが‥、と掲示板で三宅さんからのご指摘。ありがとうございます |
平成21年6月23日 | 3番が「太陽の光まぶしくて」になってました。掲示板でご指摘のjunさん、ありがとうございます。 |