大漁節

【作曲】千葉県民謡
【MIDIデータ作成協力】マルちゃん

一つとせ 一番づつに積みたてて
川口押し込む大矢声 この大漁船 

二つとせ ふたまの沖から外川まで
続いて寄せ来る大いわし この大漁船

三つとせ みな一同にまねをあげ
通わせ船の賑やかさ この大漁船

四つとせ 夜昼焚いても焚きあまる
三ばい一ちょの大いわし この大漁船

五つとせ いつ来てみてもほしかばは
空き間も隙間も更にない この大漁船

六つとせ 六つから六つまで粕割が
大割小割で手にあまる この大漁船

七つとせ 名高き利根川高瀬舟
粕やあぶらを積みおくる この大漁船

八つとせ 八手の沖から若い衆が
万祝衣そろえて宮まいり この大漁船

九つとせ この浦守る川口の
明神御利やくあらはせり この大漁船

十とせ 十をかさねて百となり
千をとびこす万漁年 この大漁船


大漁節というと、各地にいろいろとあって、斉太郎節が大漁歌い込みとして有名ですね。
この曲は、銚子大漁節と言って、名前の通り、千葉県九十九里のものです。
九十九里のいわれは、実際は銚子市から南西に延長約66キロといわれてますが、6町を1里として矢を砂浜に立てて測ったところ99里あった、といういわれから来てます。一町は60間,約109.1mですから、99里x6町=64.805キロ。結構正確な測量だったんですね。

この歌の起源は、九十九里浜の南、長生郡一宮町の玉前(たまさき)神社です。大漁や海の安全を祈願した木遣歌といわれてます。

埼玉大学うたう会「のび」で、昭和43年ごろに、この曲を振り付けをつけて覚えました。ソーラン節や斉太郎節が男女混成だったのに対して、この曲だけは男性Onlyでした。勇壮な感じの手踊りです。こういう振りを動画GIFでご紹介する方法ってないかな。月刊「わらび」の107号に写真入りで踊り方の解説が出ているらしいです。1974年~1975年ごろと思います。手元には、その前後のもので、ソーラン節や秋田おばこはスクラップにしてもっているのですが、どなたかお持ちではありませんか?わらび座に頼めばいいんだろうけどさ

JASRAC情報

製作日誌:
平成17年6月25日 歌詞のみ
平成17年7月18日 MIDIをアップ