地底(ちてい)建設のうた
【作詞】不詳
【作曲】荒木栄
【MIDIデータ作成協力】Iwakichsky
1.我等の頭上 空も陽も無く
四周みどりの 原野また無し
されど波なす 黒ダイヤ見よや
キャップの光 闇をつらぬき
ドリルに飛び散る 祖国の血 石炭
ああ 地底に息吹く 男のいのち
2.無限の地底 進み行くもの
これぞ我等の 熱汗と雄魂
尊い犠牲の 叫びが聞こえる
がっちり組めよ 団結かためよ
いのち守れ 生活を守れ
ああ 地底にとどろく 建設のうたごえ
荒木栄 昭和25年 23歳時の曲です。当時、日本の石炭産業は盛隆を極めており、当時、石油化学が出始めたと言っても、まだまだ実用化の域に入ってません。ペトケミの時代の幕開けは、ポリエチレン生産の本格化からでしょうね。炭鉱労働者も、当時はまだまだ、基幹エネルギーと化学素材の原料供給を担っているという自負を体一杯に感じていたのだと思います。
しかし、昭和30年代にはいり、石油化学が本格化すると同時に、石炭産業が衰退して行きます。エーちゃんがポリエチレンに初めて触れたのは、多分昭和34~35年ごろ。小学校の4~5年生。雑誌「少年クラブ」の付録で、おもちゃのロケットがついていたんですが、その先端にポリエチレンのキャップがはめてありました。さわった手触りが「なんと柔らかなんだろう」と子供心に感嘆をしたのを覚えてます。今なら、さしずめ「学習と科学」の付録みたいなもんだったんでしょうね。
JASRAC情報はありません
製作日誌:平成14年11月17日 | 歌詞のみ |
平成15年2月24日 | IwakichskyクンがMIDIデータを作成してくれました。 |
平成15年2月25日 | 本ページのMIDIデータをアップしました。 |