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こうず(ふくろう)

【作詞】平川さよ子
【作曲】荒木栄

1.炭焼小屋に 日は暮れはてた
  こうずがなくまで がま出すことが
  爺さんの代から 自慢じゃった

2.炭焼小屋に こうずが鳴いた
  赤子がなしょうで 気が気じゃならん
  だご汁りゃたけたか もうじきもどる

3.近頃ぁこずも めっきり減って
  向かいの山は 梨畠になった
  炭焼くおどんが 心は重か


62年、久留米市で第2回九州農村のうたごえが開かれます。この2週間前、農村のうたごえを作ろうと、創作学校が開かれ、農村出身の平川さんが「こうず」(ふくろうのこと)という詩(1番と2番だけ)を準備しました。3番はその創作学校で作られたものです。
荒木栄にとって、初めての農民の要求を基にした作品です。
【がま出す】精出すこと
【なしょうで】泣くようで

JASRAC情報

製作日誌:
平成14年11月19日 歌詞のみ
平成14年12月7日 MIDIデータを作成