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まわそう機械を

【作詞】不明
【作曲】荒木栄
【MIDIデータ作成協力】Iwakichsky

１．仕事したいよ　糸取りたいよ
　　工場の機械は動かない
　　国じゃ母ちゃん待っている
　　私のしおくり待っている
　　（繰り返し）
　　　だまって泣いた昔は過ぎた
　　　不景気操短　さあはねかえそう
　　　　（もうたくさんだ）
　　　まわそう機械を　このうたごえで

２．仕事したいよ　糸取りたいよ
　　まわる機械を夢に見て
　　倉庫じゃ　まゆっ子待っている
　　私の糸取り待っている。

荒木栄全曲集の第２版から掲載されている曲です。エーちゃん所蔵の全集は第１版のため、この曲が掲載されてませんでしたが、第２版を持っているIwakichskyクンから楽譜を提供していただきました。
残念ながら作詞者は分かっていません。でも、繊維産業で、絹糸の生産を行っている状況を歌っているのでしょうね。この時期、荒木栄は宇部興産（山口県宇部市）と交流を持っているため、西日本の養蚕～紡績労働者との交流で作られたものと思います。
養蚕業は、戦前、農家の40% 222万戸を占める一大産業だったのですが、戦後、化学繊維に押されて衰退して行きます。特に、西日本での衰退が激しいのは、化学コンビナートが西日本を中心に発達したためと思います。また、安い韓国・中国製品の流入を受けるのは、門司・神戸などの西日本の港湾だったのでしょうね。

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