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サクラ~卒業できなかった君へ

【作詞】半崎美子
【作曲】半崎美子

同じカバンに詰め込んだ日々と
並べた机に刻んだ日々と
枝先に膨らんだ うららかな春
本当はあなたもここにいるはずだった

くだらないこと言い合って
肝心なことは言えないまま
止まった季節を追い越して
残った光を探していた

桜 花びらが舞う 一緒に見ていた夢を
ふわり空にのぼった あなたに送りたい

最後に見たあなたは
いつも通りの笑顔だった
行く宛てのない気持ちだけ
進んだ時間を巻き戻す

桜 花びらが散る あの日この場所で
ひらり風に吹かれて 何を思っていたんだろう

桜 花びらになり いつか会いに行く

桜 花びらが舞う 一緒に見ていた夢を
ふわり空にのぼった あなたに送りたい
あなたに送りたい


作者の友人が、高校卒業前に亡くなり卒業できませんでした。これをテーマにしているそうです。
これまで「卒業するのは当たり前」と思っていましたが、実はそうでもないのですね。
そりゃ、ちょっと前ですが、TVドラマ「ごくせん」で「卒業する」ことをテーマにしておりましたが、あれはシチュエーションが違います。

60年近く前の話ですが、中学1年生の時に同級生が病気で亡くなった、ということがありました。
お葬式にも行きました。にこやかに笑っている彼の遺影はいまでもはっきりと覚えています。
彼自身もそうでしょうし、親御さんも、これから青春を謳歌する前の逝去というのはとっても悔しかったと思います。

50歳代のころ、会社の同僚がやはり病に倒れました。
仕事半ばの無念もあるでしょうけど、今、高齢者になった自分が元気でこうやって歌を歌っていることを想うと、彼が老後の楽しみを味わえなかったことに残念な気持ちがいっぱいになります。

製作日誌:
令和4年8月13日 歌詞のみ