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ああ上野駅

【作詞】関口 義明
【作曲】荒井 英一

どこかに故郷の 香りをのせて
入る列車の なつかしさ
上野は俺らの 心の駅だ
くじけちゃならない 人生が
あの日ここから 始まった

就職列車に ゆられて着いた
遠いあの夜を 思い出す
上野は俺らの 心の駅だ
配達帰りの 自転車を
とめて聞いてる 国なまり

ホームの時計を 見つめていたら
母の笑顔に なってきた
上野は俺らの 心の駅だ
お店の仕事は 辛いけど
胸にゃでっかい 夢がある


昭和39年井沢八郎のヒット曲
平成19年2月10日土曜日、三連休の初日に西新宿のトミで、NHKの中継がありましたので、観られた方も多いと思います。
その日は夕方から「団塊の世代」特集をやっており、10時半からの「つながるテレビ@ヒューマン」で、団塊の世代の夜遊びの一例としてうたごえが取り上げられ、トミに取材が入ったものです。

この曲では、クマさんが「集団就職で上京した時によく歌ってました」と元気よく話をしてました。
他にも「仕事の歌」では、山ジンさんが「沖縄返還の署名を集めながら、よく歌ってました」と。(制限時間をオーバーすんじゃないかなと、ハラハラしましたけど、しっかりアピールすることはしてました)

このTVでは団塊のセカンドライフが青春回帰、ということで、うたごえのほかに、大型バイクを楽しむ夫婦、オールディーズのライブで踊るリストラをされたサラリーマンなどが紹介されてました。
とにかく、昭和22年から25年生まれの3学年の間には805万人がおり、当時で人口の10%だったそうです。
このパワーがこれから巷にあふれる時、何がおきるんでしょうね。

ま、これまでがむしゃらに働いてきたんですから、仕事というアイデンティティがなくなった後の自分探しに、「うたごえ」は一つの選択肢としてあるんじゃないかな。
単なるレジャーじゃないし、ボランティアと言う面、社会活動という面、複合的な側面を持つ「うたごえ」ってもっと多くの人に理解を持ってもらいたいですね。

JASRAC情報

製作日誌:
平成19年2月3日 歌詞のみ
平成19年3月4日 MIDIをアップ