アンニーローリー
【訳詞】緒園 涼子
【作詞】ダグラス William Douglas
【作曲】スコット Lady John Douglas Scott
スコットランド民謡
【MIDI製作協力】マルちゃん
青き岸辺は つゆにぬれぬ
やさしき友よ ちかいたまえ
冬さりなば 又帰ると
うるわしアンニーローリー
ちかいたまえ
雪のかんばせ 清きうなじ
たえなる姿 光にみつ
空の星か ま澄のみ眼
うるわしアンニーローリー
夢に浮かぶ
萩の下葉の つゆをこぼす
野のそよかぜ 君がみ声
君がみ声 心ゆする
うるわしアンニーローリー
ああ我が友たて
アニーローリー
【訳詞】堀内 敬三
朝(あした)露おく 野の静寂(しじま)に
いとしアニー ローリー
君と語りぬ
とこしえまで 心かえじ
誓いしアニー ローリー
わがいのちよ
愛に輝く 君がまなざし
誠こめたる
君がささやき
とこしえまで とこしえまで
忘れじアニー ローリー
わがいのちよ
才女
【訳詞】不祥
かきながせる 筆のあやに
そめしむらさき 世々あせず
ゆかりのいろ ことばのはな
たぐいもあらじ そのいさお
まきあげたる 小簾(おす)のひまに
君のこころも しら雪や
蘆山の峯 遺愛のかね
めにみるごとき その風情
Annie Laurie
Maxwelton's braes are bonnie,
Where early fa's the dew,
And 'twas there that Annie Laurie
Gi'ed me her promise true;
Gi'ed me her promise true,
Which ne'er forgot will be,
And for bonnie Annie Laurie,
I'd lay me doon and dee.
Her brow is like the snow-drift,
Her throat is like the swan,
Her face it is the fairest
That e'er the sun shone on;
That e'er the sun shone on,
And dark blue is her e'e,
And for bonnie Annie Laurie,
I'd lay me doon and dee.
Like dew on th' gowan lying
Is th' fa' o' her fairy feet,
And like winds in summer sighing,
Her voice is low and sweet;
Her voice is low and sweet,
And she's a' the world to me,
And for bonnie Annie Laurie,
I'd lay me doon and dee
原題はAnnie Laurieですから、アニーローリーが正しいと思います。
ビートルズが歌っていた、My Bonnieという曲はありますけど、マイ・ボンニじゃないですよね。
このマイ・ボニーもスコットランドの曲らしいです。
ちなみに「うたごえ1000曲選」とともしびの「うたの世界533」は「アンニーローリー」派です。
「アニーローリー」はのばら社系
アニーはアンナ(Annna)の愛称で、Ann(赤毛のアン)、Annie(アニーよ銃をとれ)と言ったり、Nancyとも言います。
この曲は、日本では明治17年発行の「小学唱歌(三)」に、1番で紫式部を、2番で清少納言を唄った「才女」という歌詞で紹介されています。
原曲は、ウイリアム・ダグラスが、マクスウェルトンの貴族Annie Laurieに捧げた愛の歌、ということで、1837年にこの曲を作ったダグラス・スコット夫人とは、夫婦でも何でもないんでしょうね。
製作日誌:
平成20年3月18日 | 歌詞のみ |
平成20年3月24日 | MIDIをアップ |
平成20年3月28日 | 「才女」の歌詞と原詩(いずれものばら社)をアップ |