仰げば尊し
【作詞】文部省唱歌
【作曲】文部省唱歌
【MIDI製作協力】マルちゃん
仰げば尊し わが師の恩
教えの庭にも はや幾年
思えばいと疾し この年月
今こそ別れめ いざさらば
互いに睦みし 日頃の恩
別るる後にも やよ忘るな
身を立て名をあげやよ励めよ
今こそ分かれめ いざさらば
朝夕なれにし 学びの窓
蛍のともしび つむ白雪
忘るるまぞなき ゆく年月
今こそ別れめ いざさらば
そもそも、若者にはプレッシャーが多い、という所以となっているのが、この曲と、「故郷」「村の鍛冶屋」なんですって。
この話を聞いた時はちょっと笑っちゃいましたけど。
この曲の2番。
「身を立て名をあげやよ励めよ」
っていわれたら、そりゃプレッシャーになるでしょうね。
同じく「故郷」も「志を果たして、いつの日か帰らん」ってことは、果たさねば帰れないのか、という突っ込みになりますね。
「村の鍛冶屋」は、「しばしも休まず・・・」勤労日本の礎のような曲です。
この曲は、作詞・作曲ともに「不詳」ということになってますが、初登場は明治17年の教科書「小学唱歌集第三編」です。
当時、文部省の関係者・学者があーでもない、こーでもない、と推敲を重ね、この曲ができたとのこと。
タイトルも最初は「あふげば尊し」から「師の恩」になり、「告別のうた」を経由して、今の形になってます。
「身を立て名をたて」を、中国の古典「孝経」を引用して、「身を立て、名をあげ」になるなど、誰かのたたき台をベースに完成していったようです。
曲については、同じ唱歌集にスコットランド民謡などが多く収載されていることから、そういうベースがあったのではないかといわれています。
(参考:読売新聞社・唱歌童謡ものがたり)
製作日誌:
平成20年4月9日 | 歌詞のみ |
平成20年4月14日 | MIDIをアップ |