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朝はどこから

【作詞】森 まさる
【作曲】橋本 国彦

朝はどこから 来るかしら
あの空越えて 雲越えて
光の国から 来るかしら
いえいえそうではありませぬ
それは希望の 家庭から
朝が来る来る 朝が来る
「お早よう」「お早よう」

昼はどこから 来るかしら
あの山越えて 野を超えて
ねんねの里から 来るかしら
いえいえそうではありませぬ
それは働く 家庭から
昼が来る来る 昼が来る
「今日は」「今日は」

夜はどこから 来るかしら
あの星越えて 月越えて
お伽の国から 来るかしら
いえいえそうではありませぬ
それは楽しい 家庭から
夜が来る来る 夜が来る
「今晩は」「今晩は」


昭和21年、終戦直後に安西愛子と岡本敦郎によって歌われましたラジオ歌謡の第二弾。

当時、NHKとしては、「はい、みなさん一緒に歌いましょ」ということでこのラジオ歌謡シリーズをリリースしたのですけど、TVのみんなの歌なら画面の歌詞をみて一緒に歌うことはできますが、ラジオじゃそうはゆきませんよね。
そこで、まずは最初にアナウンサーが「鉛筆と紙をご用意してください」って言って、おもむろに歌詞を朗読するわけ。
リスナーはそれを一生懸命に書きとめるわけですね。
終わったところで、おもむろに前奏が流れてきて・・・
というのんびりした茶の間の姿が当時はあったんですね。

そういえば、ラジオでステレオ放送というのがあって、2台のラジオを用意して、右側をニッポン放送、左側を文化放送(逆だったかもしれないけど)にして、アナウンサーの声が真中に来るように2台のラジオの音量を調整してステレオを体感したものでした。
ウチにも2台のラジオがあって、1台は5球スーパーの縦型ラジオ、もう一台はプラスチック製の2スピーカーのでも真空管方式。そもそも品質が違うのでチューニングとボリューム合わせで小学生のエーちゃんは四苦八苦した記憶があります。

JASRAC情報
製作日誌:
平成21年9月16日 歌詞のみ
平成21年9月22日 MIDIをアップ。
前奏などはYouTubeのSP盤から耳コピーです。