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ぼくらのたからもの

【作詞】前田光男
【作曲】前田光男

太陽に向かって駆けてゆく
宝物さがしに行こうよ
ここは僕らの心のふるさと
ナナイタタイ　聞いてよ
僕らの　歌を

出来たんだ　ラーニングセンター
アテ絵本　いっぱい読んでよ
どしゃぶり雨でも　ここならへっちゃらさ
ナナイタタイ　見に来て
僕らのたからもの

うたごえ新聞2010年3月15日号（第2193号）「紹介曲」より
フィリッピンのイロイロ市で、スモーキーマウンテンの子どもたちを教育支援するボランティアLOOB（ローブ）のテーマソングとして作りました、と、作者が今年の全国創作合宿で語っています。
ナナイ＝母、タタイ＝父、アテ＝神
Learning Centerは学校に行けない子どもたちのための施設です。

Smokey Mountainというのは、マニラ郊外のスラム街のことで、名前の由来はごみの山から自然発火した煙からです。

もう25年以上も前ですが、インドネシアに駐在していたころ、ジャカルタ郊外でゴミの山の横を毎日のように通っておりました。子どもたちがプラスチックごみをあさっており、集めたプラスチックをサンダル屋さんに売ってました。そのサンダル屋さんは、いわゆるビーチサンダルを作っているのですけど、そのブランドが「Walkman」であのスニーカーに足の生えたようなロゴをパクッてました。
前任者の話（30年前のこと）では、まだまだ素足の人が多かったジャカルタですが、このサンダルメーカーの製品をはくようになって、素足が減ってきたそうです。
スラバヤ（東ジャワ、インドネシア第二の都市）に、旧日本兵のイシイさんというかたが戦後インドネシアに残って、はやりサンダル生産をやっていた、ということを聞いてました。