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ブジョンヌイ行進曲

【作詞】不明
【作曲】不明 ソビエト歌曲
【訳詞】不明　
【MIDIデータ作成協力】Iwakichsky

１．我らはソビエトの赤騎兵
　　我らのうわさは伝わる
　　嵐の夜にも闘いに進む
　　我ら　隊長と共に
　　※ブジョンヌイ
　　　我らが隊長
　　　勇ましく　闘いに
　　　過去をのりこえ進む
　　　さらば雄々しく導け

２．頭上にかかる燃える空
　　馬にまたがり突き進む
　　我らの血潮に染まる闘いで
　　革命がなされるのだ
　　※（くりかえし）

この曲には大いなる補足が必要だと思います。
ブジョンヌイはロシア革命時に干渉軍と戦った司令官の一人。当時はまだ戦車の台数が少なく（というよりこの対戦で初めて戦車が登場）騎兵部隊が大活躍したそうです。（騎兵は元々貴族出身のものが多く赤軍に入れるかどうかもめた末、ボリシェビキの理解者に限って入隊させたそうです。）その後ブジョンヌイは赤軍最初の元帥となります。その時五人が元帥になったのですが、ブジョンヌイとヴォロシーロフ（→ポリシュカ・ポーレ参照）以外はスターリンの大粛清により亡くなるという血生臭い出来事も起きました。
どうも文献を読んでみると他の三人はスターリンよりもその干渉軍との戦いで手柄を立てたため、そのやっかみで殺されてしまったらしい。（戦車と航空機の活用を主張していた有能な司令官はほとんど粛清されてしまったのです。）
おかげで二次大戦の緒戦、ドイツの３倍もの戦車を保有していたのにもかかわらずに、ソ連は大敗北を喫するのです。

この曲が触れられている小説がありました。宮本百合子「三月八日は女の日だ」(Iwakichsky)

【ＭＰ３】
http://vladimir.mine.nu/redcav.mp3
【歌詞】
http://www.sovmusic.ru/text.php?fname=redcav3

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