地球のうた
【作詞】柳沼由紀恵
【作曲】柳沼由紀恵
《Bbm》
青空は海を写す鏡
波に似た雲が流れる
海の底で貝が見る夢は
蝶に生まれ変わり空へ
果てしない時の海を
旅する青い舟よ
人は地球の歴史の
中の わずかな流れ
遠い山は幾重にもうねり
叫べばこだまがかえる
深く深く呼吸をしたなら
季節の味がするだろう
(間奏)
この大きな木は 遥かな
昔からここにあるよ
大地の声を聞こう
何かを語るだろう
物言わぬ花さえも 地球の
ルールとリズムを知ってる
失いゆくものの想いに
人だけが気づこうとしない
《Cm》
花の色は命をよろこび
希望の色に輝く
燃える若葉に鳥が歌えば
子供は笑顔になるよ
《Dm》
澄んだ水がきらきら流れて
小さな魚がはねる
冷たくおいしい水をくんで
子供たちの手へそそごう
《Em》
あるがままの地球の姿を
子供たちの手へ
《F#m》
朝日は世界を黄金に染め
夕日は紅に染める
たなびく雲よ きらめく風よ
永遠に地球をまわれ
緑の草原を風はゆく
草木は風にこたえる
たなびく雲よ きらめく風よ
永遠に地球をまわれ
あるがままの地球の姿を
子供たちの手へ
クレヨン社の1989年の作品。手塚アニメ「ぼくは孫悟空」のエンディングテーマで使われた雄大な曲です。
今年、クレヨン社が7th Alubum「宙Sola」をリリースして、その11曲目にニューバージョンが入ってます。
いまから150億年前、空間も時間もなかった無の中から突然ビックバンにより宇宙が誕生します。
そして100億年後に太陽と地球の誕生です。
1971年にアポロが持ち帰った月のかけらが46億年前のものということが分かり、地球も46億歳という推定がされています。
40億年前に海ができますが、大気には酸素もオゾン層もありません。
地球最古の生命体である単細胞の水中生物の原始バクテリアの誕生は35億年前といわれてます。
それから10億年後にやっと光合成をおこなうラン藻類が出現して、酸素がジワジワとつくられてきます。
ところが、ラン藻類にとって酸素とは、実は生命体を酸化させる猛毒だったのです。
結局、ラン藻類は、地球上に酸素をもたらせて死滅します。
一方、大陸が形成されはじめたのが、25億年前。
酸素も増え、オゾン層もできて、有害な紫外線がカットされたため、水中でしか生活できなかった生物が陸にあがります。それが6億年前。と言っても動物ではなく、まずはコケ類からです。
その後は、ご存知の通り、ネアンデルタール人などの旧石器時代が200万年まえ、新石器時代が1万年前
地球が誕生して46億年を24時間で換算すると、現代の人類が登場したのは午後11時59分58秒のこと。つまり、人類って、まだ、地球上ではまさに「わずかな流れ」2秒しか生存していないんです。
製作日誌:
平成19年12月29日 | 歌詞のみ |
平成20年1月1日 | MIDIをアップ 当サイトの平成20年をスタートするのに、こういうテーマはいかがでしょうか。 歌が入っていないと、どうもこういうワンパターンの繰り返しの曲は、一体いま、どこを歌っているのか、分からなくなりますね。 参考資料「地球進化46億年の謎」三原俊太郎著・河出書房新社・夢文庫・1997/6/1 |
平成20年1月2日 | 最初のケーナのような笛(MIDIでは Pan Fluteを使ってます)がどうもブチ切れるような感じになってました。音源が吹くときの息遣いまで再現しているようなのでどうも滑らかになりませんでした。これを解決するために、PitchBendという技法で音階を変えてみました。 また、マンドリンのような楽器(MIDIでは、SteelGuitar)でリズムを刻んでますが、これも見直してみました。どうもいま一つですけど、どうしたらよいか、思案中。 |