団結の力
【作詞】一牛乳配達夫
【作曲】石井 五郎
【MIDIデータ作成協力】Iwakichsky
1.団結のちからは われらの武器だ
われらの命は団結だ
まもれ われらの団結を
まもれ われらの団結を
2.白テロ スパイも 裏切者も
嵐のごとき弾圧も
わが 団結は恐れぬぞ
まもれ われらの団結を
3.われらの血と肉と 脂でふとる
鬼のごときやつらを
わが 団結で揉みつぶせ
まもれ われらの団結を
『1930年頃の全日本無産者芸術連盟(ナップ)機関誌「戦旗」に、牛乳配達をしている読者が作詞・作曲して投稿。これを河野さくらが音楽同盟の再建第一回会合に提出し作曲者が改めて作曲。』というややこしい解説が書かれていました。
プロレタリア芸術黎明期の極めて解りやすい歌詞だと思います。
近頃、某ブッシュ大統領のせいでテロという言葉が、「弱者が強者に行なう暴力」という意味に変節されてきているような気がします。(Iwakichsky)
1000曲集では、作詞者不詳になってましたが、JASRACのデータベースでは、「一牛乳配達夫」となってました。
最近(H15.4.15)、戦時下最大の言論弾圧とされる「横浜事件」の第3次再審請求審で、横浜地裁は1945年8月14日のポツダム宣言受諾によって「治安維持法は実質的に効力を失った」と指摘し、「法令適用の誤り」を理由に再審開始を認めました。しかし、18日には横浜地検が決定を不服として、東京高裁に即時抗告してます。この横浜事件では、当時の特高に「逮捕」された人たちは「小林多喜二みたいになりたいのかよ」とかいって拷問されたそうです。
実は、横浜事件について、エーちゃんはあまり詳しくは知りませんでした。しかし、今回、未だに過去を引きづった対応が続いているのかと思うと、日本と云う国が情けなくなります。
第二次世界大戦の戦後補償の問題も、ドイツのような潔さがないものだから、多分、孫の代以上にわたって世界の人たちから日本の戦争犯罪について非難を受け続けることでしょう。
でも、リトアニアで6000人のユダヤ人にビザ発給をしたため外務省職員を失職した杉原千畝さんの名誉が回復したのは、つい昨年のはなし。遅くてもいいとは言いがたいですが、ただ確実に一歩一歩進んで行きたいです。
製作日誌:
平成15年4月19日 | Iwakichskyクンの打ち込みデータを使ってUPしました |
平成15年4月20日 | バックの音量が大きすぎましたので、若干下げました。 |