一本の鉛筆
【作詞】松山善三
【作曲】佐藤 勝
1.あなたに 聞いてもらいたい
あなたに 読んでもらいたい
あなたに 歌ってもらいたい
あなたに 信じてもらいたい
一本の鉛筆があれば
私は あなたへの愛を書く
一本の鉛筆があれば
戦争はいやだと 私は書く
2.あなたに 愛をおくりたい
あなたに 夢をおくりたい
あなたに 春をおくりたい
あなたに 世界をおくりたい
一枚のザラ紙があれば
私は子どもが欲しいと書く
一枚のザラ紙があれば
あなたを返してと 私は書く
一本の鉛筆があれば
八月六日の朝と書く
一本の鉛筆があれば
人間のいのちと 私は書く
最近、朝日新聞の投書欄「声」にたびたびこの曲についての投稿が載ってます。エーちゃん、実はこの曲を聴いたことがなかったのですが、改めて歌詞を読んでみて感激しました。美空ひばりが歌っていた、というのが今ひとつピンと来ないのですが、昭和49年8月9日の第一回広島平和音楽祭で実行委員長の古賀政男さんのプロデュースで書き下ろされたものです。
その後、昭和63年の第15回広島平和音楽祭でも歌ってます。
62年に福岡で倒れ緊急入院。63年4月の東京ドーム公演で不死鳥のように復活し(白いフェニックスのような衣装が印象的)、翌年2月からツアーを再開したものの、2月7日の小倉公演の終了後に倒れて、6月24日に帰らぬ人となりました。
ザラ紙=更紙はガリ版印刷でよく使いました。1000枚でワンパック。謄写版でビラを印刷するのですが、いかに早く印刷するか、また、原紙を破らないように力の加減も難しいもの。あまり早く印刷すると、どうしても力が入って、とても1000枚も刷れないのです。20分程度だったように記憶してます。とにかく、爪の間に油性インクが入るわ、服は汚れるわ。大変な作業でした。
製作日誌:
平成14年5月 | このページのアップ |
平成19年2月25日 | 第15回広島平和音楽祭を美空ひばり最後のステージと書いてましたが、T・Nさんからのご指摘(H18.6.13)で、小倉公演が最後でしたので、訂正しました。 |
平成21年10月2日 | MP3データが抜けてましたのでアップしました。 |