大きな古時計 My Grandfather's Clock
【作詞・作曲】ヘンリー ・クレイ・ ワーク Henry Clay Work
【訳詞】保富庚午
【MIDIデータ作成】Iwakichsky
1.大きなのっぽの古時計
おじいさんの時計
百年いつもうごいていた
ごじまんの時計さ
おじいさんの生まれた朝に
買ってきた時計さ
※今はもう動かないその時計
百年やすまずにチクタクチクタク
おじいさんといっしょにチクタクチクタク
今はもう動かないその時計
2.なんでも知ってる古時計
おじいさんの時計
きれいな花嫁やってきた
その日も動いてた
うれしいこともかなしいことも
みな知ってる時計さ
※(くりかえし)
3.真夜中にベルがなった
おじいさんの時計
おわかれのときがきたのを
みなにおしえたのさ
天国へのぼるおじいさん
時計ともおわかれ
※(くりかえし)
小さい頃、歌わされた記憶のある曲ですね。最近、平井堅が歌ってまた注目を浴びました。時計というのはおじいさんの心臓じゃないかとある方がいっていましたがそうかもしれませんね。人の生涯というものを凝縮したすばらしい歌詞だと思います。日本語では100年ですが、原曲では90年間なんですね。
ヘンリー ・クレイ・ ワークについてはこのサイトが詳しそうです。(Iwakichsky)
(Iwaちゃんコメント追記 H15.5.4)
本屋に行ったときに大きな古時計の続編というのが同じ作者によって作られていることを知りました。メロディが同じなのかどうかまでは判りませんでしが、立ち読みの内容では、おじいさんが亡くなってからその時計がどうなったかという歌で、捨てられ廃棄されてゆく様がリアルに歌われており、続編はおじいさんとはもはや全く関係なく、物質というものも古くなりその管理者もいなくなると哀れに壊されなくなってゆくということがいいたいようです。(Iwakichsky)
1962年6月に放送されたNHKみんなのうたでこの大きな古時計が紹介されてます。当時、我が家には柱時計しかなく、地震がくると止まる、定期的にねじを巻かねばならない、チクタクの音が結構大きくて、夜中に眼が冴えてしまう、そして、ボ~ンボンという音を数えて、「あ、今2時だ、早く眠らなくちゃ」と思うとまたまた眼が冴えてしまう....ロクな時計ではなかったです。外国ではこんな大きな時計があるんだな、と子供心に(中学生でしたが)思ってました。童話「狼の7匹の子羊」でしたっけ、どう考えたって、柱時計じゃ隠れるわけにはいきませんよね。
時は経って、1984年、34歳。エーちゃんはインドネシアに駐在に出たわけですが、お客さんは華僑、いわゆるOverseas Chineseで、でっかい事務所を構えてました。(もっとも大半の華僑の人たちは税金逃れをしているので、事務所はみすぼらしくて、さも「儲かってません」と言いたげでしたが)ある華僑の事務所の入り口で本物の大時計を見たときは感激しました。「ああ、これがあの大時計なんだ、入れるかな?」と思ったわけです。インドネシアでは、物価が安いので、デパートで調べたらかなり豪華な装飾の施したものでも3万円程度だったと記憶してます。帰国時に買って持ち帰りたかったですが、日本じゃねぇ、置き場所がないです。
"My Grandfather's Clock" (1876)
1.
My grandfather's clock was too large for the shelf,
So it stood ninety years on the floor;
It was taller by half than the old man himself,
Though it weighed not a pennyweight more.
It was bought on the morn of the day that he was born,
And was always his treasure and pride;
But it stopp'd short-- never to go again--
When the old man died.
CHORUS
Ninety years without slumbering (tick, tick, tick, tick),
His life seconds numbering (tick, tick, tick, tick),
It stopp'd short-- never to go again--
When the old man died.
2.
In watching its pendulum swing to and fro,
Many hours had he spent while a boy;
And its childhood and manhood the clock seemed to know
And to share both his grief and his joy.
For it struck twenty-four when he entered at the door,
With a blooming and beautiful bride;
But it stopp'd short-- never to go again--
When the old man died.
(CHORUS)
3.
My grandfather said that of those he could hire,
Not a servant so faithful he found;
For it wasted no time, and had but one desire--
At the close of each week to be wound.
And it kept in its place-- not a frown on its face,
And the hands never hung by its side;
But it stopp'd short-- never to go again--
When the old man died.
4.
It rang an alarm in the dead of the night--
An alarm that for years had been dumb;
And we knew that his spirit was pluming for flight--
That his hour of departure had come.
Still the clock kept the time, with a soft and muffled chime,
As we silently stood by his side;
But it stopp'd short-- never to go again--
When the old man died.
(CHORUS)
製作日誌:
平成15年4月5日 | IwakichskyクンのMIDI打ち込みです。 |
平成15年5月4日 | Iwakichskyクンのコメントを追記しました。 |