ゴンドラの唄
【作詞】吉井 勇
【作曲】中山晋平
【MIDIデータ作成協力】Iwakichsky
1.いのちみじかし 恋せよおとめ
あかきくちびる あせぬまに
熱き血潮の 冷えぬまに
あすの月日の ないものを
2.いのちみじかし 恋せよおとめ
いざ手をとりて かの舟に
いざ燃ゆるほほを 君がほほに
ここには誰も 来ぬものを
3.いのちみじかし 恋せよおとめ
波にただよう 舟のように
君が柔手(やわて)をわが肩に
ここには人目の ないものを
4.いのちみじかし 恋せよおとめ
黒髪のいろ あせぬまに
心のほのお 消えぬ間に
きょうはふたたび 来ぬものを
1914年、芸術座「その前夜(ツルゲーネフ)」主題歌。黒澤明監督「生きる」にも出てきます。(Iwakichsky)
作詞の吉井勇の処女作は「情痴歌集」という、明るく健康的をモットーとするうたごえとは全く正反対のモンでした。(エーちゃんは個人的には、そっちの方にも多少-いや結構興味はあるんですがね、ヘっへっへっへっへ~)与謝野鉄幹に師事して、多少はまともになったのかな?
作曲の中山晋平は、カチューシャの歌で有名になり、このゴンドラでは、出版装丁が竹久夢二。当時としちゃあ、豪勢だったもんです。東京音頭が一番なじみかな。♪踊りお~どるな~ら~ちょいと...ヤクルトのテーマソングになっちゃってますがね。
ゴンドラgondolaって云えば、ベニス。そういえば、ロープーウエーもゴンドラって云うよね。
そもそも、舟歌っていうと、語源的にはバルカロールといい、ベネチアのゴンドラの船頭が舟をこぎながら歌った歌をさすらしいです。酒はヌル目で、炙ったスルメがいい~というのが舟歌じゃないんですね。
製作日誌:
平成15年5月31日 | 歌詞のみ |
平成15年6月1日 | MIDIデータをアップ |
平成15年7月3日 | この曲のコメントをやっと完成 |
平成18年4月15日 | 1番の歌詞の3行目の「赤き血潮の」は「熱き血潮の」でした。 |