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何日君再来(ホーリーツィンツァイライ)

【作詞】劉 雪庵
【作曲】晏  如
【訳詞】長田 恒雄

この曲の歌詞は、「インタラクティブ配信で外国作品を可視的利用する場合の許諾条件」に合致しないため、掲載が出来ません。

まず、蒋介石
昭和6年日本帝国主義の満州侵略に対して対日不抵抗・共産党掃討の優先政策を続行し,抗日と民主を主張する人々への弾圧を強めています。この時点では、日本軍部とはお友達の関係でしょう。
昭和11年、元自分の部下だったが共産党に感化されてしまった張学良により蒋介石が軟禁されるという西安事件を契機に、不承不承ながら抗日に転じ第2次国共合作が成立します。こうなると、日本軍部には目のカタキにされますね。
昭和14年、蒋介石は抗日戦に破れ武漢から重慶に押し込められます。

一方、この曲。昭和12年「三星伴月」という映画の挿入歌で、周旋(チョウ・シュアン=王ヘンがつきます)という女優が歌っており、当時、中国で大流行をしてました。

一方その2、孫文。日本が明治から大正へ移る頃、辛亥革命で清朝から中華民国となり、その立役者。
蒋介石と同じ国民党でも、どちらかというと共産党に近い立場。
この二人、奥さんが姉妹で、孫文が宋慶齢、蒋介石がその妹の宋美齢

宋美齢が、重慶にいる夫に「早く帰ってきて欲しい」と、君=蒋介石として好んで歌っていた、とのことです。
それはけしからんと、日本軍部により、この曲、歌うことを禁じされてしまった、という曰くつきでもあります。
(参考:新井恵美子「哀しい歌たち」)

JASRAC情報
製作日誌:
平成18年11月14日 歌詞のみ
平成18年11月19日 MIDIをアップ。
参考楽譜は協楽社「なつメロ傑作集」