開けゆく広野
【訳詞】小野 光子
【作詞】ソロヒナ
【作曲】ロディギン
【MIDI製作協力】マルちゃん
広い野辺よ 山よ谷よ
林も雪につつまれ
冬のなかに 開けゆくよ
新しい我らの土地
*エ!ヘイ こおる冬よ
星ひかる夜よ
いとしい人は
やがておとずれ来るよ
エ!ヘイ はるけき道
はてしない大地
花咲く春を
ここに我等むかえよう
吹雪荒れる きびしい冬
我等はめげず進みゆく
はるかな空 遠い君よ
さびしさせまる 夕ぐれ
* (くりかえし)
そよ風吹き 花咲く春
我が家に君をむかえん
朝は早く この大地に
二つのトラクターを並べて
* (くりかえし)
う~~ん、これも今となっては微妙な曲です。
当時は、広い荒野を開拓してゆくという国家建設第一主義で、それに邁進する若者のたくましい姿を描いておりますが、21世紀的に考えますと、それでよかったんだろうか、って思わされます。
一昨日(10/28)の朝日新聞に「食われるアマゾン」(森つぶし大豆輸出)という特集記事が出てました。熱帯雨林が伐採され、大豆畑になっており緑が失われているというものです。
今のまま開発が進むと2050年にはアマゾンの森林の40%が失われるそうです。
そういう元凶を作ったのは資金援助や農業専門家を派遣した1980年ごろの日本。そして出来上がったものは、20%が中国に向かっているとのこと。
たぶん、裏には穀物メジャーが糸をひいているのでしょう。
こういうものと、建設機械の性能が低かった頃の国家建設とを同義的論じることはできませんが、時代とともに価値観が変わることの一例と云えるかもしれません。
但し、現代の大企業のもとで一つの歯車としてしか動けない労働者に対して、この曲からは生き生きとした働く喜びが感じられます。
これが、今我々が欲しいものなのではないでしょうか。
製作日誌:
平成19年9月16日 | 歌詞のみ |
平成19年10月30日 | MIDIをアップ |
平成21年11月27日 | JASRAC情報を追加しました。 |