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生きて生きて生きて

【作詞】二本松はじめ
【作曲】二本松はじめ
【MIDI作成協力】マルちゃん

※生きて生きて生きて生きて
 仲間と手をつなぎ
 生きて生きて生きて生きて
 たたかいつづけよう

1.ながす涙はだれのため
  ながす汗はなんのため
  君の涙と汗を
  仲間の中でながそう
  ※くりかえし

2.疲れ果てて仲間に
  背を向けることや
  何も見えなくなってしまう
  ことも時にはあるさ
  ※くりかえし

3.人を愛し信じて
  歩き続ける道も
  つまづきころび たちどまり
  ふりかえる時もあるさ
  ※くりかえし


二本松作品の三曲目です。
二本松はじめは、「生きることは手をつなぐこと、生きることはたたかうこと、生きることは仲間を作ること」という言葉から労働組合活動の中からこの曲を作りました。
自分自身に言って聞かせて、弱気になっている仲間に呼びかけるうた、ということです。

山本五十六でしたっけ、「やって見せ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ」と言ったのは。あるプロ野球の監督がこれを現代に引用して、講演をしていた、と云う話を人づてに聞いたことがあります。野球監督がチームメンバーを引っ張るために苦労話を話しているわけですが、野球に限らず実社会のどんなチーム・グループでもこの言葉は当てはまるとおもってます。
説明するまでもなく、チームを引っ張って行くには、みんなに対して「おい、これやってくれ!」とか「あーせーこーせー」じゃなくて、

  1. 先ず自分でやって模範を垂れる
  2. その事の意義を十分説明しモチベーションを上げる
  3. その上で試行させてみて
  4. その結果が多少問題であっても褒めてやること
が肝要だと、と云うわけですね。

二本松はじめが、「生きること」の目的を3つ挙げて、それを先ず自らが実践しながら広めてゆく中には、こういう方法論が自然と備わっていたようです。

直接、この曲と関係ないですけど、もう一つ、ある野球監督の話。
合宿のトイレで、スリッパがグチャグチャになっていたらしいです。
それをみた監督が選手とのミーティングで、「スリッパぐらい揃えておかんか。用を足した人間にはスリッパを揃えておく余裕があるはずだ。一方、これから用を足そうと云う人には余裕がない場合がある。そういう他人への思いやり、気配りがチームワークには必要である」と、トウトウと諭したそうです。

JASRAC情報

製作日誌:
平成18年1月28日 歌詞のみ
平成18年1月31日 MIDIをアップ
前奏はありません。いきなり「♪生きて~」です。