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じょやのかね

【作詞】石原一輝
【作曲】藤原富枝

とおくでなってる
じょやのかね
おしょうがつの
あさがくる
いいいちねんに
なりますように
にほんじゅうで
じょやのかね

しずかにきいてる
じょやのかね
またあたらしい
としがくる
ことしもおもう
しあわせのこと
みんなのむねに
じょやのかね


石原一輝 童謡詩集 『きせきだよ』から

除夜の鐘、人間の持つ108つの煩悩を除去するということで、108回撞く鐘のことですが、貪・瞋(じん)・痴・慢・疑・悪見が根本となり、百八煩悩とも、八万四千の煩悩といわれてます。煩悩を断じた境地が悟りですが、84,000のものといえば、人間のほとんどの感情が妄念ということになってしまいますよね。そんなものを克服しないと悟れないというのは、ほぼ不可能ということでしょうか。
というわけで、除夜の鐘は、単なる風物詩なのか、または一瞬といえども、煩悩を消し去りたいと願うことが肝要なのか。

ところで、上記の6つの根本煩悩のうち、貪(むさぼり)・瞋(いかり)・痴(無知)を三毒といって、人間の心を最も汚す三大煩悩といわれております。
まずは、せめてこの3つくらいならなんとかなるかな。
貪らず、怒らず、そして真理の追究に心がける、ということだけはやってやれないこともないのかなって思います。

JASRAC情報

製作日誌:
平成19年12月18日 歌詞のみ
平成19年12月22日 MIDIをアップ