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かけがえのない人生を

【作詞】市川 小士
【作曲】林　 　学
【MIDIデータ作成協力】マルちゃん

やわらかに芽を吹くブナの林よ
長い坂道こえてあなたと出会った
＊さあ　歩いて行こう
　かけがえのない人生
　さあ　歩いて行こう
　まんなといっしょに

はげしい嵐に負けぬけだかさ
風雪に耐え抜いてあなたと出会った
＊（くりかえし）

青い空見つめて遠い日をおもう
戦争なくすと誓いあなたと出会った
＊（くりかえし）

第三回全国高齢者大会（埼玉）でつくられた記念歌です。

2005年11月に第19回全国高齢者大会が開催されていますので、単純計算では、1989年の作品ですね。
日本生活協同組合、日本母親大会連絡会、全日自労、全日本民主医療機関連合会などの呼びかけで第1回は1987年9月に京都でスタートしています。

当時の老人保健法の経緯をまとめてみました。
1964年　老人福祉法制定　65歳以上の者に対する健康診査の実施
1972年　老人福祉法改正　老人医療費支給制度を導入して70歳以上の医療保険の自己負担分を公費化
1982年　老人保健法制定　医療費については一部負担
1986年　老人保健法改正　自己負担額の引上げで、入院1日300円を400円など

その後、自己負担分は、91年、93年、97年と改悪され、現在では定率になってます。

こういう時期に、これじゃたまらんということで、高齢者とそれを支える方々が中心になって、全国高齢者大会を立ち上げたというのは、ちょっと遅かったのかな、という気もしますが、但し、この大会は、単に法律の改悪への対応だけではなく、もっと根源的に高齢者問題を捉えています。
その例が、第1回のスローガンの一つ、「町から村からの連携で、ひとりぼっちのお年寄りをなくそう」 というのも表れています。

と言うことをベースにこの曲を歌っていただきますと、当時の想いなどがヒタヒタと伝わってくると思います。