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川のほとりの駅

【作詞】ささきあきら
【作曲】ビーさん・エーちゃん・ふじわらとみえ

1 君がぼくにはじめて 会ってくれたのは
  枯葉浮かべて流れる 川のほとりの駅
  坂のうえからコトコトと 近づく足音が
  とても君だなんて 信じられなかったよ

2 君はぼくとガラあきの 電車に乗って
  たそがれけむる街まで 行ってくれたね
  夢中で話すこのぼくを 笑顔が見つめて
  窓の外はムラサキの 景色が流れてた

3 冬が過ぎて春が行き 紫陽花の花が
  黒い雲を見上げる つゆの終わりに
  悪魔のような大水が すべてを押し流し
  君もふるさとも 連れ去って行った

4 鉄さび色の屋根をした ガタゴト電車は
  今も思い出乗せて 走り続けている
  流された駅のあとにまた 小さな駅ができ
  きょうもあの街行きの 人たちが待つよ





創作倶楽部で競作が出来ました。秋田のビーさん、久留米のはるかさん(ふじわらとみえ)、そして、ささき作品3曲目のエーちゃん。いかがでしょうか、聴き比べてください。

(ささきさんのコメント)
36災害の思い出とともに。
14歳の中二のとき6月29日、集中豪雨で家が土砂の下敷きになりました。幸い家族は非難した直後。同級生はじめ8名の方が山津波や土石流の犠牲になり、いまだに見つからない方や、体の一部しか出てこない方もいます。わたしと同級生の女の子は同じ道を通って言いましたが、たまたまわたしは帰りの途中の親戚で「今に父母が来るから あきらも 家まで行かないようにここで待っていなさい」と止められたのです。じゃあ気をつけてね と分かれたのが最後でした。彼女は隣の家が山津波にやられたとその手伝いに行って、さらに大きな山津波に飲まれました。このことの恐怖と悲しい思い出はでもいつまでもわたしの心の中では流れています。

そのころの飯田線の駅ははるか土の下に埋まったままです。
それにしても 小川が大河になる その音のすごさ、雷よりも大きいんですから、囲炉裏端でお互いの話し声が聞こえませんでしたほんとに。また鉄砲水をマジかで見た人はみんな水の中で、パシパシと巨大岩がぶつかり合って、火花がでておった。といっています。いくら今大きなU字溝やトンネルを作っても、あのすごい水はすぐにふさいでしまうでしょう。また堰堤は山腹の水位を上げるので、場所によっては、地質を良く見ないと、砂を防ぐ役割が反対になる例が街にもあります。
そうなったらもっと爆発的に被害が出ますね。

創作倶楽部

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製作日誌:
平成16年7月27日 創作倶楽部から歌詞とMIDI
平成16年8月5日 はるかさん版をRenewal
平成16年8月7日 MIDIのはるかさん版をアップ