君が明日に生きる子どもなら
【作詞】笠木 透
【作曲】笠木 透
【MIDIデータ作成協力】マルちゃん
見てごらん 芽が出たよ
黒い土から 小さな芽だよ
春の風が 吹いている
小さな生命が 生きている
見てごらん 花が咲いたよ
緑の穂先に 小さな花だよ
夏の風が 吹いている
小さな生命が 生きている
*君が明日に 生きる子どもなら
この国の土に タネをまきなさい
君の心に タネをまきなさい
見てごらん 実がなったよ
黄色い稲穂に 小さな実だよ
秋の風が 吹いている
小さな生命が 生きている
見てごらん タネモミだよ
納屋で寝ている 小さなタネだよ
冬の風が 吹いている
小さな生命が 生きている
*(くりかえし 2回)
君の心に タネをまきなさい
笠木透作品には、子供たちに呼びかける曲が多いですね。
君は君の主人公だから
私の子どもたちへ
あなたが夜明けをつげる子どもたち
あの日の授業
岐阜大学で学び、教員をやっていたという経験から、こういう詩が常に頭の中にあるのでしょうね。
1937年生まれですから、1960年ごろでしょうか、先生をやっていたのは。
その後出版社に勤めたりしていて、1969年~71年に中津川フォークジャンボリを企画しています。
この中津川フォークジャンボリーは、そのほかに、はしだのりひこ、泉谷しげる、吉田拓郎などなど荘々たるメンバーだったんですが、セクト争いというか、民青、革マル、中核派などが入り混じって大混乱。ま、当時はそういう時代だったのですね。
最近、某氏より、誰がどこにという話を聞いてみて面白かったですね。へ~~って思うところが多々。その辺については、また改めて。
ただ、言えることは、当時32歳頃で分別もしっかりとついた笠木透としては、20歳前後の若者があーでもない、こーでもないと戦略だ、戦術だと議論を交わしていても、超然とこの曲のように、「もっと目の前の芽や花、種をごらん」と言いたかったんでしょうね。
製作日誌:
平成18年8月2日 | 歌詞のみ |
平成18年8月7日 | MKIDIをアップ |