北国の春
【作詞】いで はく
【作曲】遠藤 実
【MIDIデータ作成協力】マルちゃん
白樺 青空 南風
こぶし咲くあの丘 北国の
ああ 北国の春
季節が都会ではわからないだろうと
届いたおふくろの小さな包み
あの故郷へ帰ろかな 帰ろかな
雪どけ せせらぎ 丸木橋
落葉松の芽がふく 北国の
ああ 北国の春
好きだとおたがいに言いだせないまま
別れてもう五年あの娘はどうしてる
あの故郷へ帰ろかな 帰ろかな
山吹 朝霧 水車小屋
わらべ唄聞こえる 北国の
ああ 北国の春
兄貴も親父似で無口なふたりが
たまには酒でも飲んでるだろか
あの故郷へ帰ろかな 帰ろかな
「星影のワルツ」のところで書きましたけど、今月の日経新聞「私の履歴書」で遠藤実が取り上げられており、興味深く読んでおります。
まず、ヘ~~ッて思ったのが、レコード会社ミノルフォンの名前。遠藤実から命名されているんですね。オーナーは、太平住宅でしたが、社長の死後遠藤実が実権を採るのですが、作曲と経営は両立せず、結局の今の徳間系になってます。
今朝のところでやっとこの「北国の春」について言及されるところまできました。
元々は、千昌夫用に別の曲が用意されており、いではくの作詞が遅れていたとのこと。
特に遅れていたB面用の歌詞が出来上がらなかったのですが、いではくがやっと持ってきた「白樺 青空 南風」という出だしに、遠藤実にピーンと来るものがあり、準備していた曲とは別に、すぐさま作ったのがこの曲です。
こういう歌詞構成は、「わが大地の歌」や「街」などで、情景を顕す名詞を羅列するテクニックが使われてますね。多分、この曲がはしりなんではないかと思います。
ところで、遠藤実編の「私の履歴書」はまだ完結してませんが、20日ぐらいまでが下積み時代の苦労話。先週くらいから、数々のヒット曲の裏話が読めて面白かったです。
話は違いますが、35年位前のベストセラー、「日本人とユダヤ人」の中で、「日本で立場を明確にしている新聞は、日経新聞と赤旗だけだ」と評しておりました。今の時代でも多分、そういえるんでしょうね。
製作日誌:
平成18年6月7日 | 歌詞のみ |
平成18年6月10日 | MIDIをアップ |
平成18年6月28日 | コメント作成 |
平成27年7月1日 | 京都の忠やんから替え歌を紹介されました。 |