黒いパイプ
【作詞】サトウ ハチロー
【作曲】服部 良一
君にもらった このパイプ
昼の休みに 窓べによれば
黒いパイプに 青空うつる
黒いパイプに 青空うつる
過ぎし日曜と 同じように
どこからどこまで 晴れた空
黒いパイプに 思い出うつる
黒いパイプに 思い出うつる
君にもらった このパイプ
夕べさびしく 小みちを行けば
黒いパイプに 夕日が照るよ
黒いパイプに 夕日が照るよ
煙うすれて たそがれて
ねぐらへ帰るか 鳥の影
黒いパイプに 思い出照るよ
黒いパイプに 思い出照るよ
君にもらった このパイプ
夜のひととき 静かに吸えば
黒いパイプに あかりがにじむ
黒いパイプに あかりがにじむ
君はいまごろ 何してる
便りを書こうと 筆とれば
黒いパイプに 思い出にじむ
黒いパイプに 思い出にじむ
昭和21年、近江俊郎と二葉あき子のタンゴ調の明るリズムで暗い戦後を勇気づけたんでしょうね。
時代とともに風景も変わって行きますが、この喫煙系は大きく変貌してますね。いまじゃ、すっかり影をひそめてます。
駅では、灰皿はないし、ごみ箱もないし、痰壺もないですよね。
過激派の爆弾テロ以来、すっかり影をひそめてます。
おかげて、ごみ捨てには困るし、清掃員は職を失うし・・・
といいつつ、結構根強い人気があるようです。
この曲から15年後の東京オリンピックの年に、團伊玖磨が、「アサヒグラフ」で連載したエッセイ「パイプの煙」のタイトルのように、パイプ愛好家だったんですけど、当時はまだパイプが健在だったということですね。
パイプをゆっくり吸っていかに長持ちさせるか、という世界大会もあって、記録では190分もすっているとか。
平成23年3月5日 | 歌詞のみ |
平成23年3月16日 | MIDIをアップ |
平成23年3月17日 | 打ち込み間違いがあったので修正しました。 |