待ちぼうけ
【作詞】北原 白秋
【作曲】山田 耕筰
【MIDI製作協力】マルちゃん
待ちぼうけ 待ちぼうけ
ある日せっせと 野良かせぎ
そこへ兎が飛んで出て
ころりころげた 木のねっこ
待ちぼうけ 待ぼうけ
しめた これから寝て待とか
待てば獲物は駆けて来る
兎ぶつかれ 木のねっこ
待ちぼうけ 待ちぼうけ
昨日鍬とり 畑仕事
今日は頬づえ 日向ぼこ
うまい伐(き)り株 木のねっこ
待ちぼうけ 待ちぼうけ
今日は今日はで 待ちぼうけ
明日は明日はで 森のそと
兎待ち待ち 木のねっこ
待ちぼうけ 待ちぼうけ
もとは涼しい黍畑(きびばたけ)
いまは荒れ野の箒草(ほうきぐさ)
寒い北風 木のねっこ
中国の古典「韓非子」に出てくる物語を題材にした北原白秋の詩に、大正12年12月に山田耕筰が曲をつけました。大正14年5月に「子供の村」で発表され、昭和になってから、テノール歌手の藤原義江がレコード化して有名になりました。
偶然の好運の再来あてこんで、その結果として田畑が使い物にならなくなる、という「楽して儲けはありえない」という人生訓話の物語ですが、最近の株とか、FXなどの話を聞くと、この曲を思い出します。
そりゃ、証券会社としても自由市場の商売ですから、あの手この手で顧客を取り込もうとします。
退職金に運用を銀行預金では目減りするので、株で運用しましょう、という名目で一体どれだけの人が、恩恵を得て、また、逆に損を被ったのでしょう。自己責任とはいえ、今のこの瞬間は負け組が多いのでしょう。
ましてギャンブル系になりますと、
宝くじは47%
競輪・競馬は75%
パチンコで90%
要するにの還元率が100%を超えなければ儲からない仕組みですから、何をか言わんがな。
コツコツと働くのが一番確実なようです。
製作日誌:
平成21年1月7日 | 歌詞のみ |
平成21年2月6日 | 2番の歌詞が「待ちぼほうけ」になってました。 ご指摘いただきましたベースボールさんありがとうございます。」 |