道程(みちのり)
【作詞】門倉さとし
【作曲】藤村記一郎
【MIDI製作協力】マルちゃん
果てしない迷路に似た
偽りばかりの時代でも
ひとすじの道程を
風を見つめてさわやかに
生きる君がいるから
振り仰ぐ稜線の空 こだま新たに
この時代の道 ひとすじの道
果てしないトンネルに似た
まやかしばかりの時代でも
ひとすじの道程を
星座確かめ迷わずに
生きる君とともに
目にしみる水平線 胸に新たに
この時代の道 ひとすじの道
うたごえ新聞2006年1月16日号に掲載された紹介曲からMIDI化しました。
サブタイトルに、「臨時教員の方々の更なる合格を信じて」と記載されております。
長い間、現場で教えながら正規採用されぬ愛知の臨時教員達を歌っています。ずっと落とし続けた行政の責任は重いですが、昨年は多数の採用を勝ち取ったとのことです。
そこで、「更なる」ということになるわけです。
確かにこの時代、正社員はドンドン減っており、その正社員ですら、旧来の雇用関係の維持が難しくなってきてます。そりゃ、皆さんが着ている衣料品の90%以上が輸入されており、その大半が中国からです。これでは、日本の製造業としてのアパレル産業は壊滅です。要するに、第二次産業自体が激減しているわけです。
そもそも、日本は、中学で習った通り、原料を輸入して、製品を輸出して外貨を稼がねばならない国家体質になってます。いまその外貨を稼いでくれているのが、少なくなってきている第二次産業のトヨタであり、パナソニックであり。
トヨタで、日本中の外貨をまかなうくらいのつもりで頑張ってもらわないと、借金まみれの日本は沈没の憂き目に。ところが、そうなると、外貨を稼ぐための競争力の維持のために乾いた雑巾を更に絞るような合理化・労働強化が進行してしまいます。
マクロ的には、トヨタにはヒュンダイに負けないよう、パナソニックにはサムソンに負けないように頑張ってもらわねばならんのですが、ミクロの世界では、そこで働く労働者への過酷な試練が課せられているわけです。
こんな二律背反の問題を突きつけられるような世界は、まさに果てしない迷路ですね。
そこから抜け出すためのひと筋の道程(みちのり)って、本当にあるんだろうか?って心細くなります。
第3次産業の話にもってゆきたかったんですが、第2次産業のところで、とりあえず....
to be continued at another song.
製作日誌:
平成18年2月12日 | 歌詞のみ |
平成18年2月25日 | MIDIを作成 |
平成18年4月4日 | ギターアルペジオの伴奏を、4Beat風に作り変えました。 |
平成18年4月5日 | 「振り仰ぐ稜線の空」の「の」が楽譜ではDになってましたが、Cが正しいという藤村さんからご連絡をいただきましたので、修正しました。 |