木綿のハンカチーフ
【作詞】松本 隆
【作曲】筒美 京平
恋人よ ぼくは旅立つ
東へと向かう 列車で
はなやいだ街で 君への贈りもの
探す 探すつもりだ
いいえ あなた 私は
欲しいものは ないのよ
ただ都会の絵の具に
染まらないで 帰って
染まらないで 帰って
恋人よ 半年が過ぎ
逢えないが 泣かないでくれ
都会で流行の 指輪を送るよ
君に 君に似合うはずだ
いいえ 星のダイヤも
海に眠る 真珠も
きっと あなたのキスほど
きらめくはずないもの
きらめくはずないもの
恋人よ いまも素顔で
くちべにも つけないままか
見間違うような スーツ着たぼくの
写真 写真を見てくれ
いいえ 草にねころぶ
あなたが好きだったの
でも 木枯らしのビル街
からだに気をつけてね
からだに気をつけてね
恋人よ 君を忘れて
変わってく ぼくを許して
毎日愉快に 過ごす街角
ぼくは ぼくは帰れない
あなた 最後のわがまま
贈りものをねだるわ
ねえ 涙拭く木綿の
ハンカチーフください
ハンカチーフください
前にもどこかで書きましたけど、とっても悲しい曲なんですね。
ちゃんとストーリーがあるのですが、TVのヒット番組では、2コーラス程度しか歌わないため、どうも意味が飲み込めてませんでした。
あるとき、トミでこの曲を歌いながら、歌詞とその情景を思い浮かべておりましたら、グッとくるものがありました。ああ、そうなんだ、こういうストーリーだったんだって。長距離恋愛の難しさですね。
長坂宏の「愛する人ができたら」のコメントに、この「木綿のハンカチーフみたい・・・」と書いたら、ご本人から「面白い評論ですね」って、褒められたのか、呆れられたのか。ま、後者でしょうね。
要は、恋愛って、両者が常に励ましあっていることが肝要であり、その意味では、VodafoneのLOVE定額サービスは「木綿のハンカチーフ」の悲劇を繰り返させない、非常によろしい技術的革新であると思っております。
製作日誌:
平成18年1月9日 | 歌詞のみ |
平成18年2月18日 | MIDIをアップしました。 悲しい曲なんですが、どうもウチの編曲はウキウキしちゃうロック調です。 |
平成18年2月19日 | 楽譜に2番以降の歌詞割がないので、適当に割り付けました。 |