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もずの歌

【作詞】森田ヤヱ子
【作曲】藤原富枝

1.とりいれすんだ庭先で
  籾をひろげる婆さまに
  「もずんごたる」と叱られた
  「もずんごたる」と叱られた

2.もずは早起き はたらき者で
  田んぼのなかの稲かけに
  蛙ぶらさげ とびまわり
  蛙ぶらさげ とびまわり

3.その上のんきで おしゃべりで
  えさを忘れて云うことにゃ
  「あの雲、目あてに つきさした」
  「あの雲、目あてに つきさした」

4.つるべおとしの秋の日は
  雲の流れが 早よござる
  沙婆の動きも 早よござる
  沙婆の動きも 早よござる


藤原さんが1996年に森田ヤエ子さんからいただいた四編の詩の一つです。

もず(百舌)といえば、「もずが枯れ木で」ですね。反戦歌として歌い継がれています。
こちらの森田作品は、のどかな田園風景の描写です。それを藤原さんは明るくはずむように作っています。

3番の歌詞は面白いですね。どうもオッチョコチョイのもずが途方にくれている姿を思い浮かべて噴き出したくなります。でも、実際は冬場のえさの少ない時に備えて食料備蓄をしているんですね。これを「はやにえ」というらしいです。日干しで乾燥させることでアミノ酸が増えてうまみ成分が出てくることを知っているんだろうか。百枚の舌があるんで、さぞかしグルメなんでしょうね。

1番の歌詞、~~のごたる=「~~のようだ」という意味の福岡の言葉です。「もずのようだ」と云うことです

前奏は8+2小節です。
主旋律は、かすれたギター音(Guitar Hrmonics)です。
追っかけのカノンが入ってます。CleanGuitarの音がそれですよ。
歌の間に2小節の間奏です。

JASRAC情報はありません

製作日誌:
平成16年5月12日 歌詞のみ
平成16年5月13日 MIDIデータ作成。IrishDanceのリズムで構成してます。