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何のために

【作詞】北山 修
【作曲】端田 宣彦

風にふるえる オリーブの花
白い壁の教会で
ゆれてかたむく 十字架のもと
一人の男が たおれてた
何のために 何を夢みて
歯を食いしばり 働いて死ぬのか

ゆれてかたむく 十字架のもと
一人の男が たおれてた

われてくだけた ステンドグラス
もれる光が 目にしみる
戦火にやけた マリアの像に
母の姿を 思い出す
何のために 何を信じて
歯を食いしばり 戦って死ぬのか

戦火にやけた マリアの像に
母の姿を 思い出す

何のために 何を求めて
傷つきつかれ 年老いて死ぬのか

よごれた顔に ほほえみうかべ
男はやがて 息絶えた


当店でのフォークル作品第2弾です。今風に言うと「無国籍フォーク」。この歌詞の舞台がどこなのかよく分かりませんが(「あの人が帰ってきたら」でもそんなコメントをしてますが)、多分、当時(1968年頃)のコンバットとベトナム反戦がごっちゃになってこういう歌詞になったものと推測します。
この曲は、最近になり身につまされる思いで一杯になります。サラリーマンを企業戦士として捉えると、この曲は、リストラと不景気にあえぐサラリーマンの悲哀さがにじみ出てきます。もっともエーちゃん家は仏教なので、十字架じゃあなくて、仏様だし、マリアサマではなく日蓮か親鸞か空海か...。最近のお寺さんはステンドグラスがあるんですよね。モダンだな~ァ。

JASRAC情報

製作日誌:
平成14年12月28日 歌詞のみ
平成14年12月31日 MIDIデータβ版を作成