俺は鍛冶屋
【作詞】シクリョーク
【作曲】不詳
【訳詞】鹿地 亘
【MIDIデータ作成】Iwakichsky
1.俺は鍛冶屋 おいらの世界
腕の限りきたえる 重い鎚(つち)軽く上がれ
やむまなく 打て打て打てよ
2.俺は鍛冶屋 おいらの世界
腕の限りきたえる やむまなく鎚よなれ
空の果てまで なりなりひびけ
3.金鎚の一打ごと 鉄の鎖くだけ
朝も夜も やむまなく
力かぎり 打て打て打てよ
原詩は1912年に発表。作詞者は1868年生まれ。(Iwakichsky)
I'm smith,っていうのかな。ララミー牧場のオーナーがスミス。鍛冶屋という意味で、牧場の経営には、蹄鉄製作など全部自前でやっていたんでしょうね。
1917年の革命前夜のうたごえですね。1905年の第一次革命と1914年の第一次世界大戦のはざま。第一次革命が1907年に一旦収束していますので、ブルジョワ文化が謳歌され、その中で第一次革命でより顕著化した矛盾が高揚しているのがこの時期です。旧ソ連の国旗(赤旗に鎌と槌と五芒星の図柄)あ何時頃できたものか調べたのですが分かりませんでした。槌がこの唄のように、労働者の象徴として、鎌が農民の象徴として描かれているのは間違いありません。両者あわせて無産者階級を表してます。金色の五芒星が、ナニを表しているのかな? あの国旗の成立過程については、別の機会に調べて見ますが、多分第一次革命から1917年の間と思います。1912年にこの曲が出来たときに、なんらかの関係で、あの旗を象徴する曲としてのこの曲ができたものでしょう。ということは、俺は農夫と云う曲もあるんでしょうね。
この曲を聴きながら、こんなことをとりとめもなく思っております。
JASRAC情報はありません
製作日誌:平成15年5月29日 | 歌詞のみ |
平成15年6月1日 | MIDIデータをアップ |