ラバウル小唄
【作詞】若杉雄三郎
【作曲】島口駒夫
さらば ラバウルよ また来るまでは
しばし 別れの 涙がにじむ
戀し懷し あの島 見れば
椰子の 葉かげに 十字星
船は 出てゆく 港の沖へ
いとし あの娘の 打ち降るハンカチ
声をしのんで こころで泣いて
両手 合わせて ありがとう
波の しぶきで 眠れぬ夜は
語り あかそよ デッキの上で
星が またたく あの星 みれば
くわえ 煙草も ほろにがい
赤い 夕陽が 波間に沈む
果ては 何処ぞ 水平線よ
今日も はるばる 南洋航路
男 船乗り かもめ鳥
さすが男と あの娘は 言うた
燃ゆる 思いを マストに かかげ
ゆれる 心は 憧れ はるか
今日は赤道 椰子の下
よく聞く戦時歌謡ですが、最近、うたごえ喫茶でも歌われてます。
ラバウルはパプアニューギニアの都市で、第二次大戦中は、早々に日本軍が占拠。航空基地になってました。
漫画家の水木しげるがこの地での激戦で片腕をなくされている、というのが昔の朝の連続小説「ゲゲゲの女房」にありましたね。
ニューギニア島という大きな島がありまして、形がトカゲみたいな恰好をしており、というと、あああそこか、という事になると思います。
西半分がインドネシア領で、東側がパプアニューギニアです。
平成26年9月20日 | 歌詞のみ |
平成26年10月1日 | MIDIをアップ |