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最後の言葉(アジェンデ大統領最後の演説から)

【作曲】カンボス
【訳詞】印牧善雄
【MIDIデータ作成協力】Iwakichsky

チリの働く者たち
今裏切り者がのさばろうとも
裏切りに打ち勝つ日を
私は信じている

正義の道拓くため
誇りある人間達が
立ち上がる日が来る

より良い社会築くため
その道ゆく日が来ることを
忘れないでくれ

(間奏)

チリの働く者たち
私の死を無駄にするな
卑怯な裏切りは必ず
うち倒される

正義の道拓くため
誇りある人間達が
立ち上がる日が来る

より良い社会築くため
その道ゆく日が来る
チリに自由を

より良い社会築くため
その道ゆく日が来る
永遠の自由を


 他の曲でも触れていますが、1970年、チリでは選挙により合法的に社会主義政権が誕生します。ところが執拗なアメリカの工作により、国防相のピノチェトがクーデターを起こします。その時アジェンデ大統領は大統領官邸に立てこもりこのような演説をしたと思います。私が二年前、首都サンチアゴで見た限りでは官邸と国防省の建物は道路を挟んで向かい側にあり、足下をすくわれたような感じだったと思います。
 この演説の内容はポスターとなっており今ではチリにて販売されております。私の部屋に貼ってあるのですが、いつの日にか訳してみたいと思っています。
 その後、ピノチェトは改装された官邸に移り、アジェンデの支持者を2万人ほど葬り去り、今でも官邸前広場を人々は嫌って近寄らず国会前広場に集まります。私が訪れたとき、何としてでもベンセレモスのオリジナルのCDを手に入れようと見つけようと何件も店に行って見つからず、その時、国会前広場で老婆がやけくそでゲバラの肖像を売っていてこの人は知っていると直感し、その方に売っている店を教えていただきました。大手の店の支店の片隅に一枚だけあり、その時の喜びは格別でした。
 http://www.inti-illimani.cl/(ここに連絡を取れば入手出来ると思います。
Venceremos, Pueblo Unido(アジェンデと共に)は全世界に広まりましたが元々は彼らのオリジナルで、他のすばらしい曲もたくさん試聴できます。)

   余談ですが、チリと日本はあんまり関係無さそうですが、歴史的には日露戦争で日本艦隊が数をそろえるためにチリが発注した軍艦を譲ってもらったりしています。また地下鉄は確か日本の旧国鉄車両をそのまま外装だけ変えて走らせていました。(Iwakichsky)

JASRAC情報はありません

製作日誌:
平成16年8月12日 歌詞とMIDIをアップ