斉太郎節
【作曲】宮城県民謡
【MIDIデータ作成協力】マルちゃん
(エンヤー トット
エンヤー トット)
松島のサァヨー瑞厳寺ほどの
(ハァ ソレソレ)
寺もないとエー
あれはエー エイトソーリャ
(ハッ ドッコイ)
大漁だエー
前は海サァヨー後ろは山で
小松原とエー
あれはエー エイトソーリャ
大漁だエー
石巻サァヨー その名も高い
日和(ヒヨリ)山とエー
あれはエー エイトソーリャ
大漁だエー
西東(ニシヒガシ)サァヨー 松島遠島(トシマ)
一眺めとエー
あれはエー エイトソーリャ
大漁だエー
「大漁唄い込み」と呼んだり、「斉太郎節」と云ったり、よー分かりませんでしたが、この機会に調べて分かりました。
要は、組曲「大漁唄い込み」であり、前唄「ドヤ節」、中唄「斉太郎節」、後唄「遠島甚句」を組み合わせたもの。こんな洒落たことをやったのが、1927年東北民謡の大御所といわれた後藤桃水というかた。ナウい方だったんですね。
さて、本題。
この曲も学生時代、よく踊りました。
いわゆる艪漕ぎタイプ。ソーラン節が両腕を前に突き出したり、引いたりする時にちょっと間を取るのに対して、斉太郎節はエンヤートットと連続的に艪漕ぎ動作をします。
ソーラン節、斉太郎節、大漁節の3つをよく踊ってました。
斉太郎節の名前の由来ですが、1777年に伊達藩の通貨鋳造所で職人暴動があり、大勢の鋳物職人が金華山沖の遠島に流罪になってます。その職人の中に、斉太郎という南部生まれの若者がいて、歌がうまく、後に漁師となりこの唄を歌ったとか。(現代教養文庫「日本の民謡」長田暁ニ編より)
製作日誌:
平成17年9月11日 | 歌詞のみ |
平成17年9月19日 | MIDIを作成。 ウチでは民謡の場合、MIDIで尺八・三味線を駆使して民謡らしく仕上げる場合と、ソーラン節のように、現代風に仕上げる場合があります。 斉太郎節の場合、エンヤートットの部分が、最上川舟歌の伴奏に近いため同じような雰囲気になってしまいました。そこでこの曲もロック風のアレンジにした次第です。 |
平成17年10月1日 | 音色を全面見直し。 主旋律をMIDI#32 GuitarHarmonicsからありふれたAccordionに、追っかけをMIDI#87FifthLeadからDistorsionGuiterに変更しました。 XGですと、GuitarHarmonicsはかなり渋くて良い音を出すのですが、GMではどうも安っぽくなってしまうためGiveUpしました。何とかならんですかね。 |