さとうきび畑
【作詞】寺島 尚彦
【作曲】寺島 尚彦
1.ざわわ ざわわ ざわわ
広いさとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ
風が通りぬけるだけ
今日もみわたすかぎりに
緑の波がうねる
夏の陽ざしの中で
2.ざわわ ざわわ ざわわ
広いさとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ
風が通りぬけるだけ
むかし海の向こうから
いくさがやってきた
夏の陽ざしの中で
3.ざわわ ざわわ ざわわ
広いさとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ
風が通りぬけるだけ
あの日鉄の雨にうたれ
父は死んでいった
夏の陽ざしの中で
4.ざわわ ざわわ ざわわ
広いさとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ
風が通りぬけるだけ
そして私の生まれた日に
いくさの終わりがきた
夏の陽ざしの中で
5.ざわわ ざわわ ざわわ
広いさとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ
風が通りぬけるだけ
風の音にとぎれて消える
母の子守の唄
夏の陽ざしの中で
6.ざわわ ざわわ ざわわ
広いさとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ
風が通りぬけるだけ
知らないはずの父の手に
だかれた夢を見た
夏の陽ざしの中で
7.ざわわ ざわわ ざわわ
広いさとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ
風が通りぬけるだけ
父の声をさがしながら
たどる畑の道
夏の陽ざしの中で
8.ざわわ ざわわ ざわわ
広いさとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ
風が通りぬけるだけ
お父さんて呼んでみたい
お父さんどこにいるの
このまま緑の波に
おぼれてしまいそう
夏の陽ざしの中で
9.ざわわ ざわわ ざわわ
けれどさとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ
風が通りぬけるだけ
今日もみわたすかぎりに
緑の波がうねる
夏の陽ざしの中で
10.ざわわ ざわわ ざわわ
忘れられない悲しみが
ざわわ ざわわ ざわわ
波のように押し寄せる
風よ悲しみの歌を
海に返してほしい
夏の陽ざしの中で
11.ざわわ ざわわ ざわわ
風に涙は かわいても
ざわわ ざわわ ざわわ
この悲しみは 消えない
昨日、「夏の朝」の田中ルミ子さんからのメールをいただきました。
3月26日「さとうきび畑」作者寺島尚彦さんの告別式が麹町にある聖イグナチオ教会で行われ、私も列席しました。
谷川俊太郎さんの弔辞は、一編の詩のように美しくパイプオルガンの伴奏で東京少年少女合唱団が歌う「さとうきび畑」に包まれ惜別の献花を捧げました。
病床で最後の瞬間まで作曲活動を続けられた寺島さん人の命は儚くとも歌は世代を超え永遠に生き続けます。
この歌詞は、リバイバル後のものです。
昔、LPで買った森山良子全集では、「ざわわ」が11回、メロディが10回の単純繰り返しでした。(最も、9番と1番は同じ歌詞でしたが。ともしびの歌集ではこれが抜けてます)
新版では、8番に2行(「お父さんて呼んでみたい~~」)が追加されてます。
また、最後の「ざわわ」はアカペラでやってます。
先月、摂津のうたごえ喫茶は、会場がスナックだったもので、この曲はカラオケで唄いました。これが、なかなかいいんですね。
最初はギターの単純なアルペジオ。
2番では、ツインギター
3番から、マラカスがリズムを刻みます。
4番からCelloが入り、
5番では、「女声のア~~~」
6番から、Stringが入り
7番から、ドラムが乱入
そして、オマケの2行が追加された8番で、一番盛り上がります。
9番は、前半、ギターのアルペジオにもどり、また序々にもりあがり、
10番で、また最高潮になります。
こうやって聴いていただくと、この長い曲も、今何番を歌っているのか、分かりますよね。
我が家にあるカラオケテープからコピーして作成しました。
製作日誌:
平成16年5月4日 | 歌詞とMIDI |