それが仲間だ
【作詞】九州青年合唱団
【作曲】菅原 悟
1.働く仲間はすばらしい
元気でほがらかで
楽しい仲間 イカス仲間
春を告げる花を咲かせるために
きびしい中で 強い芽を出す
娘のこと 若者のこと
恋人のこと
そうだ どんなことでも話し合い
笑い声が一杯 うたごえが一杯
若さが一杯 それが仲間だ
2.働く仲間はすばらしい
愉快で 泣き虫で
楽しい仲間 イカス仲間
真実のために おびえることなしに
煮えるはらわたをぶちまけあおう
暮らしのこと 闘いのこと
平和のこと
そうだ どんなことでも話し合い
笑い声が一杯 うたごえが一杯
若さが一杯 それが仲間だ
1964年、合理化反対闘争で闘う労働者をはげます、九州青年合唱団の内田寿志さんの作品です。
当時のキーワードは、平凡パンチのアイビー、クレージーキャッツ「無責任シリーズ」とは別次元で、かかるきびしい世相を反映した闘いもあったのです。しかし、かかる世相と重ね合わせて、この歌詞を読んでみると、当時の労働者階級の闘いには、なんとなく楽天的な雰囲気が伝わってきますね。闘いの目標は勝ち取らねばならないが、その目的のために、深刻になりすぎるのもよくない。かといって、ノウ天気にしているのも、敗北主義に通じる。まさに、「革命的楽天性」が必要なんですね。