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早春賦

【作詞】吉丸一昌
【作曲】中田章
【MIDIデータ作成協力】マルちゃん

1.春は名のみの 風の寒さや
  谷の鶯 歌は思えど
  時にあらずと 声も立てず
  時にあらずと 声も立てず

2.氷解け去り 葦は角ぐむ
  さては時ぞと 思うあやにく
  今日もきのうも 雪の空
  今日もきのうも 雪の空

3.春と聞かねば 知らでありしを
  聞けば急かるる 胸の思を
  いかにせよとの この頃か
  いかにせよとの この頃か


大正二年に新作唱歌(三)として発表されました。

まあ、この時代の歌詞ですから、エーちゃんの苦手な文語調は致し方ないですね。
そもそも、早春賦って、どういう意味?
手持ちの国語辞典じゃ、よく分からん。こういうサイト運営をさせていただいている身としては、せめて広辞苑くらいはそろえておかねばなりませんな。最近の電子辞書は66辞書内臓!って言っているんで、イッチョ買いたいけど。100辞書内臓が発売されたらネ!
で、「早春」は分かるんで、「賦」。仕事柄「経費を配賦します」なんて言っているんですけど、改めて国語辞典をしらべると「比喩などを使わず、感想をそのまま述べるもの」という意味があるらしいです。ってことは、「四の五の言わずに、春がきたゾ~~~ッ」って事なんでしょうか?
【H16.9.15】追記
キムラヤ(確か会社更生法が適用されたとか、安売りやさんも激戦ですね)で、Sharpの電子辞書をいじくりながら調べてみましたら、何の事はない、「韻をふむ」とのこと。要するに、「早春」だけじゃ字足らずなんで、「賦」をつけただけみたいですね。

オイオイ、今は秋じゃないか。マルちゃん、季節外れ!イエローカード。

JASRAC情報(消滅)

製作日誌:
平成16年9月1日 歌詞のみ
平成16年9月9日 MIDIをアップ
平成16年9月10日 低音部を自己流で作ったのですが、「日本の唱歌」(飯塚書店)を参考にして作り変えました。差不多ですがね。
平成16年9月15日 コメントの追記
平成22年4月17日 掲示板で、城さんからタイトルの意味は「早春の歌」だろうというご指摘。
その後、いっぱい入っている電子辞書を買いまして、電子版広辞苑で調べましたら、中国には「賦」という文体があるらしいです。