砂山
【作詞】北原 白秋
【作曲】山田 耕筰
【ピアノアレンジ】石川芳
【MIDI製作協力】マルちゃん
海は荒海 向こうは佐渡よ
すずめ啼けなけ もう日がくれた
みんな呼べ呼べ お星さま出たぞ
暮れりゃ砂山 汐鳴りばかり
すずめちりぢり 又風あれる
みんなちりぢり もう誰も見えぬ
かえろかえろよ ぐみはら分けて
すずめさよなら さよならあした
海よさよなら さよならあした
この詩には、中山晋平の曲もありますね。
まず詩の方ですが、北原白秋が新潟を訪れたのは大正11年6月頃。
福岡県で生まれて、有明海を見ながら少年時代を過ごし、30歳前後には相模湾に面した小田原に住んでいたということですから、日本海の荒々しい海にはまた違った詩情が生まれたのでしょう。
同年9月に「小学女生」に発表をしております。
曲の方は、中山晋平版は大正11年12月の作品で、どちらかというとテンポのいい民謡調に対して、この山田耕作版はゆったりとした曲想で昭和6年「日本童謡曲集」で発表されてます。
製作日誌:
平成20年5月17日 | 歌詞のみ |
平成20年5月25日 | MIDIをアップ |